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ヤマハの６０年代のクラシックギターNO120の出品です。
多分現存するNO１２０でもかなりの美品だと思います。
NOシリーズは同じ１２０を弾いております。今回出品するギターは予備で購入したんですが、ネックが私には少し太いので、出品しました。なぜこのネックの太さの差があるのかと考えたのですが、手道具の使用比率が高かったからというのもあっただろうし、製作方法も手探りだったからでしょう。実際、クラシックギターとしての作りは甘い所があると言わざるを得ません。さすが大工道具の国だけあって、ギターとして成り立たせるんだから、すごいもんです。実際、鉋で削って鑿で加工しないと本当の木の強度って判別できないと私は思います。
クラシックギターとしては、ヤマハでも次のシリーズからは本格化するんですが、NOシリーズって要はボサノヴァギターよね。バーデン・パウエルの初期の頃のDi giorgioの音にも通じる所があります。アフロサンバとかの音。あの音よりはほんの少しだけクラシックギターによっていますけど、印象としては低音ボンボン高音ペンペンのあの音の日本バージョン。つまり鬼のピッキングで弾き倒すギター。バーデンって唯一無二の音ですけど、バーデンがもし最初からちゃんとした「クラシックギター」で練習していたら、よくあるクラシックギターの音になってたんだろうなと思います。このギターもバーデンみたいに何とかしていい音を出すギター、それも無理やり。
Ao vivo no teatro Santa Rosaというライブ盤があるんですが、Di giorgioを使用していた前期バーデンの最高傑作かと。
音質は悪いから再販もされないんでしょうけど、全ギタリスト必聴です。バーデン、あんたの指どうなっちゃてるの？というくらいすさまじい。いつもスゴイしか感想が言えなくなるくらいスゴイです。このライブの時のバーデンはいきなりぶっ飛ばしております。
正直な所クラシックギターとしては他の個人製作家の３万くらいで出品されているギターの方が数倍ちゃんとしております。自身の出品したギターにたいする評価としてはどうなのと思いますが、素晴らしい６０年代のビンテージヤマハ！とか書くのも憚られるという所です。
ヤマトの着払いで発送予定です。
それではご検討くださいませ～