最近話題となっている2者、ドメーヌ・ヴァンシーとエマニュエル・ブロシェの2本セットです。 ①ドメーヌ・ヴァンシー　ル・グラン・ジャルダン　2015 ノンドザージュで造るキレのある単一畑キュヴェ　オジェの単一畑ル・グラン・ジャルダンのブドウのみで造られるキュヴェです。ドメーヌはここに0.45haを所有しており、この畑には1967年に植樹した樹齢50年以上の古樹が植えられています。醸造には一番搾り果汁のみを使用し、ボトリング後、澱とともに67カ月間熟成。ドザージュは0g/Lで、総生産量は2,024本です。 品種：シャルドネ100％ ②エマニュエル・ブロシェ エクストラ・ブリュット ロゼ・ド・セニエ 2019 ピノムニエ100％。生産本数はわずか3400本。 ＜ドメーヌ・ヴァンシー＞ グラン・クリュ、オジェ村に本拠を置くドメーヌ・ヴァンシー。2008年に カンタン・ヴァンシーによって新しく誕生したドメーヌ。 オジェとメニル・シュール・オジェに所有する4.5haの畑をビオディナミで耕作しています。栽培や醸造の細部にまでこだわっており、生産量の半分以上のブドウをビオディナミのネゴシアンのみを厳選して売却しています。そのブドウはルクレール・ブリアンやド・スーザといった厳格なビオディナミ生産者が購入するほど質の高いもの。 ドメーヌ設立から6年間かけてビオディナミを実施し、畑の生命力が高まった2014年ヴィンテージからボトリングを開始しました。全生産量はわずか3500本弱という小規模生産。既に手に入りにくくなっています。 ～エマニュエル・ブロシェ〜 モン・ブノワ地区に多い、泥を豊富に含む粘土石灰質の2.5haの畑を1997年に家族から譲り受け、現当主エマニュエル・ブロシェが自社瓶詰めを開始。徐々にビオロジックに移行し、2011年に認証を取得。現在、一部の区画でビオディナミも行う。全てのキュヴェは一次発酵を野生酵母のみで行い、11ヶ月間澱と共に、228Lまたは600L樽で熟成。二次発酵はシャンパーニュ酵母「クォーツ」を用いるが、2014年ヴィンテージからは自社畑から選別・培養した独自の酵母での二次発酵を実施。ドザージュは0～４g/L。