●Technical Specification Input impedance 6.8Mohm Pre-amp gain 0dB to +20dB (variable) Equivalent input noise -92dBu (A-weighted) Distortion 0.001% (below Distortionthreshold)
Frequency response 15Hz to 20kHz (-3dB) Maximum input before clipping+19.5dBu Headroom before clipping +19.5dBu
EQ Boost and Cut-15dBu to +15dBu (variable) EQ "Q" 0.9(1.6 octaves) LF Frequency 40Hz to 350Hz(variable) MF Frequency 150Hz to 2.5kHz(variable) HF Frequency 500Hz to 7kHz(variable)
Output gain -infinity to 0dB (variable) Nominal output level 0dBu Output impedance 100ohm Noise Floor -92dBu (typical, with 0dB Input and 0dB Output gain)
Power supply voltage 9V to 18V, ac or dc(12V ac adaptor supplied)
Power supply current 270mA max (@ 9Vdc) Power consumption 2.5W max Mechanical 220W x 65H x 154D (overall) Weight 1.5 kg
Inputコントロールを最小にし、ギター/ベースを接続します。そしてBypassフットスイッチを押し、Bypass LEDが点灯すると、ディストーションとMeequalizerがバイパスされ、プリアンプだけが有効になります。
Inputコントロールを調整し、音量を設定してください。
●ディストーションジェネレーターを使う
まず、Odd、Even、Structureコントロールを最小にし、SoftとPost EQをOFFにします。Outputコントロールを最大にし、Bypassフットスイッチを押してBypass LEDを消灯させます。Distortフットスイッチを押しLEDが点灯すればディストーションが有効になっています。このセッティングでは、ギターサウンドに変化はありません。
Oddコントロールを右に回し、ディストーションのゲインやサステインを調整します。Softスイッチも試してみてください。また、Structureコントロールを上げればさらに音色が変わります。
TuneとQを最小にし、Evenコントロールを上げれば高域に変化が出ます。Tuneを上げればさらに効果は強くなります。
TuneとQコントロールを最大まで動かすと、スペクトラムを移動するピークの動きが分かります。お好みのギタートーンが得られる位置を探してみてください。
・エンハンスメント
Evenセクションではクリーンギターサウンドを調整することもできます。特にアコースティックギターでは有効です。
OddとQを最小にし、Tuneを7辺りに設定してください。EvenコントロールとTuneは6~10あたりで調整しながら、音を探してください。
そしてQコントロールを上げ、さらにTuneコントロールを調整しながら倍音成分の出方を調整します。さらに慣れてくると、この使い方は“Less is More”であることが分かります。EvenとQを低く設定した方が効果的なのです。はじめは強く倍音を付加した劇的な変化をお楽しみいただけますが、長くONにする場合、飽きてしまうかもしれません。しかし、低く設定しても長いこと聞いていると、何もかけない場合と比べて大変有効だということが分かります。
●Meequalizerを使う
Meequalizerの全てのフェーダーを0の位置にし、そこから音作りが始まります。このセッティングはフラットセッティングです。Meequalizeスイッチを押し、LEDを点灯させます。
Meequalizerのセッティングでは、ブーストのさせすぎに注意します。gbQはオーバーロード直前まで設定でき、オーバーロードすると音が歪みます。この時の歪みは一般的な良い音ではありません。オーバーロードしないようにマージンはありますが、他のノブの設定などによってはブーストをしすぎてしまうことがあります。
LF、Mid、HFフェーダーはブースト/カットをしたい周波数の中心を設定します。その周波数を見つければ、次に各Freqフェーダーでブースト/カットを設定します。このとき、Meequalizeスイッチで、エフェクトのかかりを確認できます。
●Technical Specification
Input impedance 6.8Mohm
Pre-amp gain 0dB to +20dB (variable)
Equivalent input noise -92dBu (A-weighted)
Distortion 0.001% (below Distortionthreshold)
Frequency response 15Hz to 20kHz (-3dB)
Maximum input before clipping+19.5dBu
Headroom before clipping +19.5dBu
EQ Boost and Cut-15dBu to +15dBu (variable)
EQ "Q" 0.9(1.6 octaves)
LF Frequency 40Hz to 350Hz(variable)
MF Frequency 150Hz to 2.5kHz(variable)
HF Frequency 500Hz to 7kHz(variable)
Output gain -infinity to 0dB (variable)
Nominal output level 0dBu
Output impedance 100ohm
Noise Floor -92dBu (typical, with 0dB
Input and 0dB Output gain)
Power supply voltage 9V to 18V, ac or dc(12V ac adaptor supplied)
Power supply current 270mA max (@ 9Vdc)
Power consumption 2.5W max
Mechanical 220W x 65H x 154D (overall)
Weight 1.5 kg
当時のエンジニアとは一線を画した、ジョー・ミークのこだわりをスタジオ機器に詰め、特にコンプレッションには強いこだわりを持っています。
単に数値だけで考えるコンプレッションではなく、人間の聴覚上の感覚にまで踏み込むコンプレッションが、JOEMEEKのサウンドに“Atitude”を与えています。
ジョー・ミークは1960年から1965年にかけ、様々な実験を重ねました。サウンド・オン・サウンドにもトライしています。そんな中で“Tape Bend”エフェクトも発見しました。ジョー・ミークが使用したコンプレッサーは状態の良いシンプルなコンプレッサーでしたが、さらにチューブテープマシンによるコンプレッションディストーションを加え、独特の音を作りました。その音はジョー・ミークの何百万枚ものセールスにつながりました。
現在、JOEMEEKの音響機器は数々のミキサー、プリアンプを始めとするスタジオ機器を設計した高名なAllan Bradfordが全ての設計を担当しています。世界中のスタジオで使用され、“Vintage”機器の持つ暖かな音色が求められています。
Allan Bradfordは、30年以上にわたり様々な楽器やミキサー、プロセッサー、アンプの設計を続けてきました。物理学を背景としたAllanのユニークな設計は、常に音楽技術の最前線にあり続けます。
このペダルは、他のJoe Meek機器同様、高名なAllan Bradfordによるオリジナルペダルで、UK デボンシャーで開発されています。
Allan Bradfordは、1970年頃、まだ子供だった頃からアナログシンセサイザーを組んでいました。また、ギターのアンプやエフェクターの制作も行い、Allan自身や周囲のプレイヤーもバンドで使用していました。
gbQは、Allanの持つ古いアイディアが甦ったペダルなのです。
またgbQはフル装備のディストーションジェネレーターです。奇数倍、偶数倍音の両方を制御できます。さらにgbQにはJoe Meekの独自設計によるフィルターを搭載し、自在にスウィープできます。そのため、数ある様々な歪みの特性を自在にコントロールすることができます。
gbQはプロフェッショナルスタジオクオリティのプロセッサーをコンパクトペダルに納めました。gbQはプロフェッショナルスタジオ機器の持つ光沢を音色に与えます。
gbQはプリアンプ、ディストーションジェネレーター、3バンドイコライザー、DIボックス、ヘッドフォンアンプとしてお使いいただけます。
●プリアンプ
プリアンプは、gbQの中で特に重要なセクションです。ここでは様々なタイプの楽器の入力を受け止め、増幅します。ハイインプットインピーダンスで、マグネティックピックアップだけでなくピエゾピックアップの入力も可能です。
プリアンプのコントロールはInputのみです。0dB(ユニティ)~+20dBまでの増幅ができます。様々なギター・ベースのレベルに対応し、アンプとのレベルをマッチングさせる役割です。
プリアンプは他のセクションのON/OFFにかかわらず常にアクティブです。そのため、gbQは常に確かなレベルを出力します。
ハイクオリティでローノイズなクラスAデザインのアンプです。
●Meequalizer
gbQの“Meequalizer”は、非常に効果的で扱いやすく音楽的な3バンドイコライザー/トーンコントロールシステムです。グラフィックイコライザーのようにお使いいただけますが、グラフィックイコライザーが固定された周波数しか調整できないのに対し、Meequalizerは3つの周波数帯を自在に調整できます。自在に設定できる周波数帯を、±15dBの範囲で調整できます。
EQフットスイッチで、MeequalizerのON/OFFができます。LFバンドでは40~350Hzの範囲で設定でき、低域のハムノイズやランブルノイズをカットしたり、ブーストしてベースラインの強調や暖かな音色を作ることができます。
Midバンドは150Hz~2.5kHzの範囲を設定できます。カットすれば余計な共振を緩和させたり、ミッドレンジをスクープした音色を作ることができ、ブーストすればギターのミッドレンジ、ベースの倍音成分を強調することができます。
HFバンドでは500Hz~7kHzの範囲を設定できます。ブーストすれば音の空気感やスパークルを強調できます。エレキギターの倍音成分を強くする際にも有効です。ベースの場合、この帯域をカットすることでヒスノイズやクラックルノイズをカットできます。
Meequalizerセクションは通常ディストーションジェネレーターの後段に位置していますが、Post EQスイッチにより、接続順を切替えることができます。
・Technical stuff
Meequalizerの各セクションにあるピーク、またはベルシェイプのフリーケンシーレスポンスは、一般的な棚型のイコライザーよりも音楽的な響きが得られます。LFとHFのベルカーブにより、サブソニック音やウルトラソニック音(可聴域外の超低音/超高音)のブーストを避けることができます。サブソニック音やウルトラソニック音はレコーダーやモニターアンプ、スピーカーなどの機器に悪影響をおよぼす場合があるため、この特性はどんな場所でも有効なものです。
ピーキングフィルターのQ値は0.9(または1.6オクターヴ)です。
ゼロフェイズディストーションは最良のオーディオコヒーレンスです。
gbQ Meequalizer response curves:
・LF boost and cut @ 40Hz
・MF boost and cut @ 400Hz
・HF boost and cut @ 7kHz
●ディストーションジェネレーター
オーディオシグナルのクリッピングは原音の3、5、7…の奇数倍音を発生させます。つまり、Oddハーモニクスコントロールで、スタンダードなクリッピングスタイルのオーバードライブを作ることができます。倍音成分は楽器の全体域に発生しているため、フリーケンシーレスポンスのコントロールとしても使えます。また、クリッピングによりサステインを伸ばすこともできます。Softボタンで効果の強さを調整できます。StructureコントロールやMeequalizerセクションによっても効果が変わります。
Evenハーモニクスコントロールは、音楽的な偶数倍音を付加できます。偶数倍音は1、2…オクターブ上の信号です。真空管のような歪みを調整することができます。しかし、奇数倍音と違い、全体域でこれを行うととても恐ろしい音になります。Tuneコントロールにより、偶数倍音が付加される帯域を調整できます。右に回せば高音域に効果が出ます。また、Qコントロールにより、Tuneコントロールで設定した中心周波数からどの範囲に効果があるかを設定できます。このセクションはシグナルレベルから独立しているため、このセクションでサステインは増加しません。
Structureコントロールは原音と生成された倍音成分の位相を調整します。ノブを動かすとフェイザーのような音になりますが、このコントロールは少し変わったToneとしてご使用いただけます。
●アウトプット
アウトプットコントロールはディストーションとMeequalizerのシグナルの音量を調整します。ユニティゲインからミュートまでを調整できます。このコントロールはバイパス時には影響しません。
また、ディストーションやMeequalizerのブーストは音量を大きく上げますが、アウトプットコントロールでオリジナルレベルに調整することができます。
●コントロール
Input:プリアンプゲインをセットします。
Odd:奇数倍音とサステインを設定します。
Soft:クリッピングの強さを切替えます。
Structure:付加される倍音成分の位相を調整します。オリジナルシグナルにより効果は異なります。
Even:偶数倍音を調整します。
Tune:倍音成分が豊かになる帯域の調整をします。
Q:Tuneノブでセットした周波数にレゾナントピークを追加します。
Post EQ:Distortion GeneratorとMeequalizerの接続順を逆転させます。
Meequalizerフェーダー:3バンドのパラメトリックピーキングトーンコントロールです。
Output:全体の音量を調整します。
Distort / Meequalizeフットスイッチ:各セクションのON/OFFを切替えます。
Bypassフットスイッチ:エフェクトをバイパスできます。バイパス時もインプットレベルのみ有効になります。
●コネクション
Output:アンプ側へのケーブルを接続します。
DI Output:ミキサーやラインレコーディングなどにご使用いただけるバランスドアウトプットです。Levelトリムポットで出力音量を、GroundスイッチをLiftポジションにすればグラウンドリフトが可能です。
Pin 2: + (hot)
Pin 3: - (cold)
Pin 1: ground
XLRアウトプットは、バランス出力です。この出力をアンバランスにするには、ケーブルコネクタのPin 3をグラウンドピンにします。こうするとPin 2の出力が+6dBにブーストされるので、アンバランス時にもレベルダウンしません。また、PAシステムでハムノイズが入る場合、GroundスイッチをLift側にしてください。
Phones:練習時など、音を出したくない時にヘッドフォンで音を聴くことができます。ハイインピーダンスのドライバに対応します。
Send・Return:gbQのBypassフットスイッチに連動できるエフェクトループです。この2つのアンバランスドジャックは、例えばディレイなど、他のエフェクトをgbQと連動して使いたいときに有効です。何も接続されていない時は2つのジャックが内部でリンクし、ノーマルドされてシグナルには影響しません。
Power:アダプターを接続します。付属の12VDCアダプターか、または一般的なAC/DC9~18Vアダプターで駆動します。つまり、gbQは多くのペダルボード上のほとんどのアダプターで駆動できます。9~18V以外のアダプターをご使用になると故障に繋がる場合があります。ご使用のアダプターを誤った結果の故障につきましては保証対象外となりますので十分にお気をつけください。
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