1950～1960年代頃のSchott"PERFECTO"リボンタグ683スポーツジャケットになります。
通称アイゼンハワージャケットと呼ばれ、これは初期型にあたります。
ボディ裏には羊のリアルムートンが贅沢に使用され、袖口がカフス仕様でスナップボタン、
胸にはスラッシュポケット、ボディにはステッチ入りのウォームポケットが付きます。
クラシカルなデザインにモダンな要素が詰まったショットならではの洗練されたデザインです。
（後期型は、ボアに変わり、左袖ジッパーが装備されます）
FREEWHEELERSの"MULHOLLAND"のデザインにも似ており、
ポリスマンタイプをシティ向けにアレンジしたようなデザインです。
50年代後半から60年代初頭のPERFECTOは、
一般的にSchott PERFECTOの職人技の「ピーク」に近いものと考えられており
高品質の素材を使用し、細部と耐久性に注意を払って作られました。
レザーは硬めでコシがまだ残っている上質なステアハイドでシボ感、光沢感もすばらしいです。
メインは棒TALONジッパー、左胸には丸カンチェ－ンジッパーを装備。
裏地はボディには羊のムートン、裾はキルティング素材、袖裏もキルティング仕様になっています。
全体的にダメージ少な目で素晴らしいコンディションです。■状態
レザーは全体的に非常に状態よくスレがほとんどありません。
目立ちませんが背中や腕に所々うっすら塗料？かスレた跡が見られます。
裏地に関しては、ムートンの襟周辺に割れがあり、経年劣化のため弱っているので
今後の着やすさを考慮して、黒いコットン生地をある程度広範囲に縫い付けました。
他は、袖先の生地破れ、裾のコーデュロイに小さめの穴が開いている程度。
センタージッパーもオリジナルで、欠け無し、差込も裂けなしで
胸のジッパー共に欠けなし正常稼働します。
これまで何着か50'sのPERFECTO 683を手にしてきましたが、総合的なコンディションは最高レベルです。
裏地のムートンはどうしても劣化するため割れは仕方ないですが、
70年経過してもこれだけ綺麗な状態で残っていること自体奇跡的だと思います。
羽織った感じは新品のレザージャケットのように硬く、
これから馴染ませていく甲斐がありそうです。
自然な経年によるダメージ・風合いが魅力のヴィンテージ品となりますので、
コレクターズアイテムとしてご理解のある方のみご入札ください。
古着に慣れていない人や細かい傷やほつれが気になる人はご入札をお控えください。■カラー：ブラック■サイズ：不明（42程度）■寸法（素人採寸）
肩幅：47cm
身幅：55cm
着丈：60cm
袖丈：59cm■素材
表：ステアハイド牛革
裏：ボディはリアルムートン素材、袖裏はキルティング素材