1937年ミラノ工業大学建築学科を卒業。1938年建築家カルロ・パガーニとの共著「Fifty Significant Squares in the Milan of theFuture」でミラノの都市計画に問題提起をする。同年、ミラノに兄リビオ・カスティリオーニ(1911-79)と Architecture,Urban Buildings andResearch into Industrial Design を設立。1944年には弟アキッレ・カスティオーニ(1918-2002)も参画。1952年にリビオが独立し、1957年コモにて「Colors and Forms in Today‘s Home」展を開催。ミラノ工科大学で教授として教鞭をとり、1964年第13回トリエンナーレの実行委員となる。1940 年以降ミラノトリエンナーレで毎回展示をし、コンパッソドーロで数多く受賞する。
数量限定生産のクリスタル仕様「ARCO K(アルコ K)」
Photo by Mattia Balsamini
イタリアを代表する照明ブラントFLOS は、アッキーレとピエール・ジャコモ・カスティリオーニ兄弟が 1962 年にデザインした名作「ARCO(アルコ)」の誕生 60周年を記念し、特別限定モデル「Arco K(アルコ ケイ)」を発表しました。 ARCO KはARCO誕生から60周年の年になる2022年にちなんで世界で2022台限定の販売、今しか手に入らない貴重な限定モデルとなっています。
照明デザインの歴史に革命をもたらしたARCO
Photo by gionata xerra
デザイナーのカスティリオーニ兄弟は、街灯を観察しアーチの形状がどのように上から対象物に光を照らすことができるかを考えました。そして誕生したARCOは、従来の「照明器具は天井に固定する」という概念を取り払い、自由に移動できる全く新しい照明器具になりました。
大理石からクリスタルへ
ARCOの台座には大理石が使用されています。大理石はその重厚さと丈夫さ、金属のアーチとセード(傘の部分)に耐えられる、という理由から台座に選ばれました。当時、大理石は最も入手しやすく、最も理にかなった素材でした。
今回発売する「ARCO K」の台座は、60年前には決して使われることがなかった素材、鉛を含まない特殊なクリスタルを使用しています。その透明性によってアルコのアーチが台座にどのように固定されているのか、その仕組みがよりはっきりとわかるようになっています。
Photo by FLOS
ARCO Kの「K」はクリスタルの最高品質であるK9を使用していることに由来します。
クリスタルの部分には、シリアルナンバーも入っているので特別感があります。
ほうきから麺棒へ
Photo by FLOS
「ARCO」のオリジナルデザインは、ほうきを差し込んで大理石のブロックとランプを部屋やポイントごとに移動できる貫通穴があります。それは、カスティリオーニのデザインの特徴である実用性とユーモアが見事に融合された発想といえます。
「ARCO K」を出荷する特別な木箱には、ほうきよりも短く実用的な麺棒を思わせる木製の支柱が付属しており、中央部には傷防止用の層が施されているので、移動時にクリスタルに傷がつく心配がありません。 実際に大人二人(男女)で運んでみましたが、重量は約64キロと重さがあるものの大人二人なら動かすことができました。動かす際は、アーチ部分が揺れますので、シェードをぶつけないようにご注意ください。
限定アイテムにつきなくなり次第販売終了
Photo by Mattia Balsamini
世界で2022台限定生産のため大変貴重なモデルとなっています。在庫がなくなり次第販売終了となりますのでお早めにご検討ください。
ARCOのデザイナー / Achille & Pier Giacomo Castiglioni (アッキーレ& ピエル・ジャコモ・カスティリオーニ)
Achille Castiglioni(アキッレ・カスティリオーニ)
1918 - 2002 イタリア・ミラノ生まれ
ミラノ工業大学建築学科を卒業。兄のリヴィオ・カスティリオーニ(1911-79)、ピエル・ジャコモ・カスティリオーニ(1913-68) の事務所で、建築、インテリア、展示会のデザインから家具や小物にいたるまで、様々な設計を行ってきた。兄リヴィオの独立後は、兄ピエル・ジャコモとともにFLOS 創業期より活躍。ARCOをはじめ数々の名作を残した。また、1956年創設のADI(イタリア・インダストリアル・デザイン協会)の創設者の一人でもある。イタリアデザイン界の巨匠であり、現在活躍するデザイナーたちに多大な影響を与えたデザイナーといえる。
Pier Giacomo Castiglioni(ピエル・ジャコモ・カスティリオーニ)
1913 - 1968 イタリア・ミラノ生まれ
1937年ミラノ工業大学建築学科を卒業。1938年建築家カルロ・パガーニとの共著「Fifty Significant Squares in the Milan of theFuture」でミラノの都市計画に問題提起をする。同年、ミラノに兄リビオ・カスティリオーニ(1911-79)と Architecture,Urban Buildings andResearch into Industrial Design を設立。1944年には弟アキッレ・カスティオーニ(1918-2002)も参画。1952年にリビオが独立し、1957年コモにて「Colors and Forms in Today‘s Home」展を開催。ミラノ工科大学で教授として教鞭をとり、1964年第13回トリエンナーレの実行委員となる。1940 年以降ミラノトリエンナーレで毎回展示をし、コンパッソドーロで数多く受賞する。
イタリアを代表する照明ブランド、FLOS (フロス)とは
1962年、イタリア メラノで設立された住宅照明および建築照明の製品やシステムを提供する国際企業。新しい創造的な才能を見いだすと共に、技術的研究や革新的な取り組みを継続的に行い、50年以上にわたり成長を遂げている。世界80ヵ国以上に輸出し、ローマ・ミラノ・パリ・リヨン・ニューヨーク・ストックホルムに直営店を展開している。フロスの作品は数々の国際的な賞を受賞しており、その多くが世界の主要な美術館やデザイン博物館のパーマネントコレクションに収蔵されている。日本フロスは1981年に設立された。
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FLOS(フロス) /
ARCO K(アルコ ケイ) / E26 / フロアランプ
1962年、アッキーレとピエル・ジャコモのカスティリオーニ兄弟の合作によるフロス社を代表する近代照明デザインの傑作「ARCO(アルコ)」。2022年に誕生60周年を記念し、「Arco K(アルコ ケイ)」が発表されました。世界で2022台限定で発売され、台座部分が透明感のあるクリスタルを使用した特別限定モデルです。職人により丹念に磨き上げられたクリスタルは、透明感と美しい輝きを放ち、台座部分にシリアルナンバーが刻印された世界にひとつしかない特別な存在となります。
ARCOとはアーチを意味し、重厚なベースから 美しいステンレスのポールが華麗なアーチを描きます。二重のセードは外側を回転させると光の方向を変えることができ、また、電源をコンセントから取れ、好きな位置に配置することが可能なペンダントライトとしての機能ももつスタンドです。
ベース:クリスタル
シェード:Φ320(約mm)
ベース:H550×W240(約mm)
質量:64(約kg)
(アッキーレ& ピエル・ジャコモ・カスティリオーニ)
※フットスイッチ付
照明器具 / フロアランプ
※大型商品の為ラッピング出来ません。
※電球は付属しています。
※付属の取扱説明書をよく読んでからご使用ください。