Planter base size 350mm こんにちは。店長のクメです。 僕はインテリア好きなのですが、インテリアに絶対欠かせないのが美味しいコーヒーと良質の音楽と愛しい植物だと思っています。
家具や雑貨はもちろんインテリアの主役です。
ですが、美味しいコーヒーや良質の音楽は目には見えないけれど、最高にいい香りで嗅覚を、そして聴覚を通して最上のヒトトキを演出してくれます。
植物は日々成長し、変化を繰り返し、生命の神秘や、時の移ろい、癒しを与えてくれる貴重なインテリアだと思うのです。
ただ、いつも困っている事があって。
好きが高じて部屋が植物だらけになってしまい、置き場所に悩まされているのです。
植物は生きているから水と日光が必要不可欠で、これが無いと、早かれ遅かれその植物は死を迎える事になりますよね。
でも部屋って案外暗いし、限られたスペースに所狭しとモノがあふれているし、植物にとって最高の窓際は、人間にとっても特等席なわけです。
その特等席に植物がずらーっと並んでいると、見た目には最高ですが、部屋はより暗く、そして窓やカーテンの開け閉めがとても面倒臭くなってしまいます。
平日は家にいないから植物が窓際を占領していても問題ないけど、週末にはソファーの横や玄関に移動させて、雑誌に出てくるようなオシャレなくつろぎ空間に整えてのんびり過ごしたり、普段中々やれない水やりもしたい。
だけど重たい鉢の移動は面倒くさいのです…
そこで良さそうなプランター台を探すのだけど、プラスチック製は水に強くてデザイン性の高いものもあって悪くないんですけど、何となくプラスチックと言うのが引っかかるんですよね。
金属製のものはデコラティブ（意味：飾りたてられているさま）で自分の趣味に合わないものと、鉄の棒を網状にした安っぽく見えるものが多くて中々いいものが見つからないのと、錆びそう…って思ってしまうので、それなら木製！って探してみると
ラティスみたいな格子状の安っぽいモノばかりだし、ちょっと良さそうなのを見つけたら家具みたいにニスが塗ってあってピカピカしていて
どれもこれも丸いものばかりだし、結局気に入ったものが見つからなくて。
じゃ、自分で作っちゃえばいいやって思って作ったのが約10年前。 10年の間に僕のインテリア観も変わって、昔はカントリー調が好きで、それからモダンなインテリアが好きになったり、ブームに乗って北欧が好きになったり、シャビーな雰囲気も取り入れてみたりして、今はジャンルにとらわれずにただ好きなモノに囲まれたインテリアに。
このプランターベースは、この10年の間に移り変わった様々なスタイルのインテリアのどれにも違和感なく馴染み、かなり過酷な使い方をして、窓際で紫外線を死ぬほど浴びてきたけれど、特に問題なく使えているので、丈夫さは保証します。
板とキャスターしかないのだから壊れようが無いのですが、安物のプラスチックのキャスターって簡単に壊れてしまったりするので、信頼のおける日本製のキャスターを使おうっていうのは譲れなかったです。
使ったキャスターの素材は金属ベースのウレタン車輪。
これにも理由があって、よく見る黒色のゴム車輪を使った事があったのですが、久しぶりに動かしたら床に黒いシミみたいなのが出来ていて、何だろ？って見てみたらゴムの色が移っていたのです。
素材をみたら天然ゴムって書いてあったので、この件以降、天然ゴムも却下。
金属やナイロンの車輪は色移りしないけれど、床が傷つく。
そこでウレタンに決定したワケです。 天板にパイン集成材を選んだのは、価格と機能性を両立させたかったから。
いくらでもお金がかけられるのなら、もっといい木は無数にあるのですが、プランターベースに1万円とかは僕の中でありえない。
合板もありかなと思ったのですが、やっぱり無垢がいいなと。
でも1枚板の無垢材だと反りの問題が出てくる。
そこで集成材にしたのです。
集成材は無垢材の方向を変えながらくっつけているので、反りが出にくいのに、無垢だから凹んだり傷がついたりしても修正できるし、そのままにしても味になる。
それでいて1枚板よりもローコストで質も高い。
まさにうってつけの材料だというわけです。
板の厚さは18mm。
集成材は15mmが多い中、18mmは高級感と耐久性が違います。 表面仕上げは、オイルフィニッシュと、無塗装。
おススメはオイルフィニッシュですが、僕は半々くらいで使っています。
無塗装のいいところは経年変化によって表面が飴色に変化していくところです。
上の写真の塗装見本の下のスノコみたいに見える部分は無色のニスを塗ったパイン材で、元は無塗装と同じ色をしていましたが、19年経って写真のような飴色に。
オイルフィニッシュを塗った方は10年経っても殆ど変化はありませんでした。
この無垢材らしい経年変化を楽しむのも醍醐味です。
オイルフィニッシュがおススメなのは、水や汚れに強いのと、汚れても目立たない事。
そして色の変化が殆ど無い事。
プランターベースなのでどうしても水がかかります。
無塗装とオイルフィニッシュ仕上げなら当然オイルフィニッシュ仕上げの方が水には強いです。
ただ、常に水に浸かっているわけではないのでどちらも通常の使用には問題ありません。
お好みで選べばいいと思います。 オイルフィニッシュにはイギリス WATCO製の木部専用オイルフィニッシュを使用。
ホルムアルデヒド・トルエン・キシレンを使用しない環境対応型の植物オイル塗料です。
表面に膜を作らないのでニスのような艶が無く、マットな木の質感を損なわないのもいいところです。
調湿機能も妨げないので木本来の呼吸ができて、割れや狂いなどの防止効果もあります。
木材内部に浸透後、固まる性質があるので浸みこみやすい部分とそうでない部分で色ムラができるのですが、 それが本当にいい味になってくれて、無垢の良さをより引き出してくれるのです。
床にも使える耐久性と安全性、塗りやすさ、仕上がり、どれをとっても最高のオイルフィニッシュです。 プランターベースの裏側には「grassland Product made in japan」の刻印が入っています。
初めは入れてなかったのですが、せっかく日本で手作りしているし、グラスランド初のオリジナル商品。そしてこの商品に価格以上の価値があると自負している証として刻印する事に決定しました。
裏側なので使っていたら見えないのですが、これがあると作っているときに気が引き締まります。 プランターベースがどんな風に作られているか気になる人も…いないかもしれないけど、一つ一つ丁寧に作っています。
ヤスリ掛けとオイルフィニッシュ処理がとても時間がかかる作業なのですが、ヤスリ掛けには特に気を使っています。
角が丸いとやぼったくなるし、切りっぱなしの角だと一気に安っぽくなる。
平面もやり過ぎるとキレイになり過ぎちゃって僕が求めるちょうどいい雰囲気ではなくなってしまうので、このちょうどいい感覚を大切にしています。
ガサガサでもツヤツヤでもない、どんな空間にも合う感じ。
それがこのプランターベースの売りだと思っています。
受注生産品だからお客様が決まってから製作に入ります。
どんな風に使うのか、どんな植物を置くのか、喜んで貰えるのか、色々な事を考えながら作っています。
プランターベースを買うならこれしかないでしょ！って本気でおススメできる商品です。
きっとあなたのお部屋に馴染んでくれると思います。
サイズ違いはこちらから No.1 : 200mm×200mmサイズ No.2 : 250mm×250mmサイズ No.3 : 300mm×300mmサイズ No.4 : 350mm×350mmサイズ No.5 : 400mm×400mmサイズ