＜内容＞
ポーランドの重鎮、カジミエシュ・ウィルコミルスキ（チェロ）による、
大変貴重なロシア録音で、自作や自らの編曲を含む、チェロ・リサイタル集（全６曲）。
Ｋ．ウィルコミルスキは、兄弟姉妹も含めて、
大音楽一家に生まれたこともあり、若い頃はモスクワ音楽院でチェロと作曲を習った後、
母国ポーランドでは、今度はワルシャワ音楽院で作曲と指揮を習うなど、極めて知的な音楽家である。
（ 自作や編曲も多く、晩年は音楽教師やコンクールの審査員などを務める。）
そして当盤は、そんな彼の極めて重要な初期録音で、
ロシアＬＰ黄金期（プレ・メロディア期）の、大変貴重なリサイタル集である。

当盤に聴かれる演奏は、バロック期から近現代まで、非常に秀逸な選曲で、

まずは、エックレスのソナタを十分堪能して頂きたいが、寧ろ自作の”アリア”や”ボカリーズ”に聴かれる、

繊細かつ大きな歌心が大変心地よい、瞑想的チェロ名演集である！


また音質についても、プレスが安定したプレ・メロディア後期の松明（トーチ）レーベルということもあり、


優れた音質で堪能できるスペシャル・レコード！


大変希少！
＜曲目＞
エックレス／チェロ・ソナタ（ 前奏曲、クーラント、サラバンド、ジーグ ）
ラフマニノフ（ Ｋ．ウィルコミルスキ編曲 ）／「 東洋風舞曲 」 ｏｐ．２－２
Ｋ．ウィルコミルスキ／”アリア”
Ｋ．ウィルコミルスキ／”ボカリーズ”
フレスコバルディ（ Ｇ．カサド
編曲 ）
／”トッカータ”
Ｇ．カサド／「 愛の言葉 」


＜レコード番号＞
ロシア
メロディア
Ｄ－１００９１／２
モスクワ・プレスの白松明（トーチ）レーベルで、１０インチの重量盤で完全オリジナル・プレス。

＜レコード・コンディション＞
ＮＭ ～ ＮＭ＋
僅かなスレ程度で、全体に光沢も美しい美品！
（
トレースにも優れた、良質な個体です！）

＜ジャケット・コンディション＞
レコードと合致する、松明専用オリジナル共通ジャケット。まずまず良好な状態です。