根来塗と思しき朱塗の箱膳に、有田焼・春渓窯の童子柄蓋付飯碗・汁椀・平碗・壺碗を収めた男児用『お食い初め膳』のセットです。 箱膳(蓋を被せた状態) 縦・約23.8cm 横・約23.8cm 高・約19.6cm 蓋付飯碗 径・約9.2cm 高・約6.2cm(蓋含む) 汁椀 径・約7.8cm 高・約3.7cm 平碗 径・約10.0cm 高・約3.1cm 壺碗 径・5.8cm 高・約5.3cm 昭和20～30年代の作と考えられます。 現代ではほとんど見受けられませんが、生涯に一度しか使わない品にも関わらず、当時は非常に豪華で手の込んだお食い初め用の箱膳が制作されていた模様です。 食器には細緻な手描きの童子柄が施されており、高台部分を光に翳すと「春溪(渓)」の窯印が現れます。 なお、古いお品ですので随所に傷みや劣化が生じています。 目に付く限りでは ・箱膳の漆の塗膜に何ヶ所か剥げや浮きが認められます ・箱膳引き出しの鉄金具が錆びています ・箱膳蓋上面にシミのような変色が認められます 以上は掲載画像でどうぞご確認下さいませ。 他にも見落としている瑕疵もあろうかと存じますので、何卒時代のある古いお品であることを宜しくご理解下さり、ご購入をご検討下さいますようお願い致しますm(_ _)m また、食器類が一汁三菜を盛るには不足しているかに見受けられますが、当初よりこのようなセット内容であったと考えられ、主菜(主として焼鯛)は別皿に盛り付けるか、あるいは香の物を飯碗の蓋に盛り付ける前提で揃えられているお品かと推察致します。 性別...男の子用