カルカッシ――― パターン、アーチングやＦ孔、色合いにどことなく特徴は捉えている感じがあり、1非常に大雑把ですが19世紀後半〜20世紀あたまくらいの何処かで製造された雰囲気です。 詳細はわかりませんがそれなりに骨董的価値を見い出していただけると思います。 澄んだ、芯のある、凛とした、ふくよかな鳴りです。 大音量ではありません（※今のところ、セットアップや弾き込み方によっても変わってくるかとは思います） が、浸透力があります。音の指向性にまとまりを感じるので決してうるさくないのに音がとびます。 つくりはまあまあ大雑把です。 ・バスバーが削り出しになっている ・ボタンが細い―修復痕らしきものあり「ひょっとすると今後そこから剥がれてくる、などの心配がないわけではない」というのがお世話になっている職人さんの見立て、全く問題が起きないかもしれず、 今すぐどうこうというよりは様子見でいいかな…と一旦の結論です。 入手して5年、今のところびくともしていないので当面大丈夫かなとは思います。 そうでした、5年のうち1年はバイオリンに挑戦してみたい友人に貸し出していて昨年末に返ってきたところです。自分ではほぼ弾かなくなっていたので新しい所有者を見つけてくれたらと願いました。 先にも触れましたが手放すに当たり一通り職人さんにチェックしてもらいました。 魂柱を交換して頂き、指板削り・指板剥がれの接着、上ナット削り直し、他数点手を入れて頂き、ごくごく最低限ですがメンテナンスをした状態でお渡しします。 駒はビギナーの友人用に高さを低めにしてあったもので、テンションが低めです。 （指への負担が少なく弾きやすいと感じて頂ける可能性あり、ただ鳴りは控えめ。希望があれば貸し出す前に装着していた古い駒にすることもできます） テールピースは調弦しやすいよう全弦にアジャスター組込みタイプのを着けていたので、とりあえず写真のもの（新品）に交換しました。また、顎当ても新品のツゲのものをつけています。 修繕・メンテナンスにかかった費用、弦やパーツ、ケースに送料分のご負担くらいでお譲りできればと思います。 今日か明日、時間があれば動画も撮ってみたいと思っています。スペックもきちんと測り直して追記いたします。