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鎌倉・建長寺法堂の天井画雲龍図、京都・建仁寺天井画
双龍図、そして5年の歳月をかけて完成した奈良・東大
寺本坊の襖絵全40図など、既成の画壇から一線を画し
独自の画風で活躍している孤高の日本画家小泉淳作
注意書き:モニター発色の具合により色合いが異なる場合がございます。
小泉淳作年譜(1924-2012)
1924 10月26日、神奈川県鎌倉に生まれる
1929 実母 ふみ亡くなる
1931 慶応義塾幼稚舎入学
1937 父小泉三申 66歳で亡くなる
世田谷野沢町に転居(その後24歳まで居住)
1941 慶応義塾大学文学部予科入学
1942 常岡文亀(東京美術学校教諭)に師事
1943 慶応大学文学部予科(仏文)中退
東京美術学校日本画科入学
1944 学徒出陣により応集、前橋の予備士官学校へ
1945 肺病にかかり自宅療養を命じられる
伊豆で療養生活中に終戦
1948 闘病生活を終え、東京美術学校日本画科に復学
1952 東京美術学校日本画科卒業
1954 中山黎子と杉並区阿佐ヶ谷にて結婚生活を始める
第18回新制作展に初入選「花火」「床屋にて」
1955 新制作協会第19回展に「群衆」「道」出品、入選
第一子誕生
1956 新制作協会第20回展に「休日」「ちんどんや」が入選
1958 新制作協会第22回展に「牛と人」「記念撮影」が入選
鎌倉に転居
1959 新制作協会第23回展に「食べる人達」を出品、入選
1960 新制作協会第24回展に「ヨットの街」「サーカスの
幻想」が入選
1961 新制作協会第25回展に「憩う人」が入選
1962 新制作協会日本画部春季展に「二つの顔」「箱を作
る人」が入選
1963 新制作協会第27回展に「閑なグループ」が入選
陶芸を手掛け始める
1964 新制作協会第28回展に「魚の市」が入選
第二子誕生
1968 新制作協会第29回展に「舟のある人物」が入選
1969 京橋・中央公論画廊にて初の個展
この頃雅号を淳から本名の淳作に変更
1970 新制作協会第34回展に「動かない牛」が入選
1971 新制作協会第35回展に「山のつどい」が入選
1972 小泉淳作展(銀座・彩壺堂)
1973 新制作協会第37回展に「伊豆の山」が入選
この年の石油危機を境に、生活の手段であった
デザインの仕事がほとんど無くなり、陶芸によ
る収入に依る割合が増加
1974 第一回創画展に「雨後」出品、入選
1975 小泉淳作展(銀座・東京セントラルサロン)
1976 第3回創画展に「植樹の山」出品、入選
以降出品せず、鎌倉にて初の陶芸展
1977 山種美術館賞優秀賞受賞「奥伊豆風景」
小泉淳作展(日本橋高島屋美術画廊)
「山を切る道」が文化庁買い上げとなる
1978 『朝日ジャーナル』連載小説 辻邦夫『樹の声
海の声』の挿絵を担当開始
1981 小泉淳作展(日本橋高島屋美術画廊)
『樹の声海の声』連載終了
1984 小泉淳作展(ギャラリー上田・銀座)
1986 小泉淳作展(フジヰ画廊・銀座)
『日本経済新聞』に「唐・宋山水画十選」執筆
1987 『日本経済新聞』に「宋画・動物十選」執筆
1988 小泉淳作展(ギャラリー上田・銀座)
『アトリエからの眺め』(築地書館)刊行
1990 小泉淳作展(フジヰ画廊・銀座)
『小泉淳作画集』(求龍堂)刊行
1992 小泉淳作展(日本橋高島屋)
1994 小泉淳作展(一番星画廊・日本橋)
1995 妻黎子逝去
日本橋・壺中居にて陶芸展
酒田・本間美術館にて「小泉淳作展」開催
1996 「小泉淳作展」開催
鎌倉市中央公民館市民ギャラリー
1997 小泉淳作展(横浜そごう)
1998 『アトリエの窓から』(講談社)刊行
1999 小泉淳作展(日本橋三越)
浄土宗大本山増上寺天井絵「泰山木」制作
2000 鎌倉・建長寺法塔天井画「雲龍図」完成
東京・横河電機本社にて公開
2001 東京ステーションギャラリーにて初の回顧展開催
第50回神奈川文化賞受賞
2002 京都建仁寺にて双龍図の開眼法要
鎌倉建長寺にて雲龍図の開眼法要
北海道中札内村に小泉淳作美術館開館
『小泉淳作作品集』(講談社)刊行
2004 鎌倉芸術館ギャラリー小泉淳作展「ひとり行く道」
第14回岡田茂吉賞絵画部門大賞受賞
2005 小泉淳作展(日本橋高島屋)
2006 奈良・東大寺に「聖武天皇・光明皇后御影」奉納
2008 『随想』(文芸春秋)刊行
2010 奈良・東大寺本坊の襖絵全40面完成、奉納
日本橋高島屋他にて「平安遷都1300年 光明皇后
1250年御遠忌
東大寺本坊襖絵完成記念小泉淳作展」開催
2011 『日本経済新聞』文化欄の「私の履歴書」執筆
尾道市立美術館にて「小泉淳作展・中札内美術村・
小泉淳作美術館コレクション」
2012 1月9日、肺炎のため横浜市内の病院にて逝去
享年87歳