※マグナムサイズボトル1,500ml専科 《シュレーダー》 カベルネソーヴィニヨン “コールズワーシー” ベクストファー ラスピエドラス・ヴィンヤード, セントヘレナ, ナパヴァレー 2016
【オールドスパーキーに並ぶ1500ml限定スペシャルキュヴェ】※750mlの生産はありません。
最も希少なシュレーダーの一つにLPVがあります。(通常版750mlのLPV：2015vtgは輸入無し)
そのLPVからのポジティヴ・セレクション(上級選抜)がコールズワーシーであり、2015ヴィンテージをもって日本向け蔵出しが初めて実現された極貴重な一品です。(2016vtgが2度目)
他銘柄と差別化を図るコンセプトはオールドスパーキーに等しいものですが、同じナパヴァレーでもオークヴィル地区(トカロン)に照準を定めるオールドスパーキーに対し、こちらのそれはセントヘレナ地区。ベクストファー擁するラス・ピエドラス・ヴィンヤードから厳選を重ね生み出されます。LPVとはラス・ピエドラス・ヴィンヤードの頭文字であり、当該ヴィンヤードの単一畑銘柄としては、ベクストファーと契約を交わし同じく究極評価(RP100点)を遂げるカーター -Carter-／ポール・ホブス -Paul Hobbs-でも知られます。ですが、他にはシュレーダーようなLPVのポジティヴ・セレクションはありません。
シュレーダーとしては珍しくRP100点の無い2014vtgにあっても、一連の中で最高評価となるパーカー99点を得たワインがLPVでした。但しそれはあくまでも通常版。LPVのバレルセレクションのことだけあり、2014ヴィンテージではRP99点の通常版を凌ぐ評価を与えた人物がジェームズ・サックリング。超大物カルト・ナパが並ぶ中から、氏が選ぶ2014vtgのNo.2ワインはコールズワーシーでした。
(#1：ブライアント・ファミリー -Bryant Family-／#3：コルギン “ティクソンヒル” -Colgin Tychson Hill-／#4：スクリーミングイーグル -Screaming Eagle-／#5エイブリュー “マドローナ・ランチ” -Abreu Madrona Ranch-／#6：ピーターマイケル “オーパラディ” -Peter Michael Au Paradis-)

【LPV概要】北はカーネロスから南はヴァレーフロアの中央部まで、ベクストファーがナパに所有する畑は9。“LPV”とは、ベクストファーが所有する「ラス・ピエドラス・ヴィンヤード」の頭文字にちなむ。
関心がトカロンに向かう中、その名を冠するシングルとしてはかなり珍しく、他銘柄の流通はほぼ皆無。それは畑の広さによるところが大きく、約36haのトカロンに対しLPVは10ha程。自ずと供給が減る。とは言えパーカー氏の高評価には目を見張るものがあり、シュレーダーで準パーフェクトに暫定RP100点、カーターで確定RP100点、ポールホブス(RP98)とQuivet(RP97)でもWA誌最上位タイトル“エクストラオーディナリー”に輝く。
所在はナパヴァレー中央セント・ヘレナ地区(AVA)の北西部。名立たる山カベを産出するマヤカマス連山麓、マウント・ヴィーダーへと続くなだらかなスロープ上に位置する。所謂「ヒルサイドCAB」に顕著なロケーションに属すると共に、界隈はナパの中でも水捌けに長けることでは最たる小地区。カベルネ栽培の最重要ファクターとして「水捌けに長ける土壌」が挙げられる中、西側セントヘレナとはこの点に強いアドバンテージを有する小地区として名が通る。
山からヴァレーの底部へと向かう水の流れ。太古からのそれにより形成された扇状地(テラス)の周辺は局地的に水捌けに大変長ける表土が広がり、とりわけマヤカマス連山の麓(西側セントヘレナ)には現地グロワーの間で評価が確立されたパーセルが集まる。故に「ラス・ピエドラス」。(スペイン語で小石の意) そのような環境にちなみ、かつてこの地に居住した労働者より命名された。セントヘレナ最古の畑とも伝えられ、その開墾は1840年代に遡る。ワインは砂利を多く含有する土壌由縁の瑞々しい赤果実やミネラル感、低収量と小粒な果実による凝縮感と力強さを特色とする。
【トーマス・ブラウンのコメント】「LPVはファーストアタックからリッチで圧倒する特色を持つ。カシスを始めとする黒や青の果実、タバコの葉、エキゾチックなお香や大地のニュアンスをほのかに感じさせ、続く林床のアロマ、黒や青の果実風味、砕石を思わせるミネラル感を持つなど非凡な様が示される。構成要素の釣り合いも素晴らしい。濃潤で深遠な味わいに口蓋におけるしなやかなタッチがなんとも言えぬ魅力。カベルネソーヴィニヨンが本来あるべき姿が映し出される。更にコールズワーシーは驚く程の薫り高い果実とバニラ、黒鉛、林床のアロマを持ち、熟したブラックベリー、ミネラル感が完璧なバランスで酒肉には継ぎ目が無い。」
創業者フレッド・シュレーダー氏の愛妻、キャロルの旧姓が命名由来。ラベルに記される4つの紋章は、英国にルーツを持つコールズワーシー家が歴史の中で成し遂げた偉業を表します。
【品種構成】カベルネソーヴィニヨン100% Cabernet Sauvignon【原産地呼称】カリフォルニア州＞ナパヴァレー＞セントヘレナAVA｜St. Helena, Napa Valley, California【タイプ】[赤] フルボディ Full【内容量】1500ml