Very pretty aromas of vanilla, tobacco, berry and chocolate. Medium- to full-bodied, with soft tannins and a berry, chocolate finish. Not very dense. This pales compared with the other top Pauillacs. I never thought this was a perfect wine, but it gives great pleasure.—'88/'98 Bordeaux blind retrospective (2008). Drink now. 20,000 cases made.–JS
シャトー ムートン・ロートシルト
1988
カベルネ・ソーヴィニヨン 75%
メルロ 13%
カベルネ・フラン 10%
プティ・ヴェルド2%
5大シャトーの中でも特に豪勢だと言われるシャトー・ムートン。
美しい余韻に思わず魅了される優良1988年ヴィンテージ。
メドック格付け第一級
100年以上も変更されることのなかった1855年のメドックの格付け。それを覆し、第1級に格上げされた唯一のシャトーが、このシャトー・ムートン・ロスチャイルドです。ユダヤ系の大富豪ロスチャイルド家がこのシャトーを買収したのは、1853年のこと。ところが、その2年後のメドックの格付けで、必ず1級を取ると思われていたムートンは、2級に格付けされてしまいました。これに奮起したロスチャイルド家は、「1級にはなれないが2級には甘んじれぬ、ムートンはムートンなり」と言い放ち、畑、醸造技術、熟成方法などに改良を加え、1級になるために様々な働きかけを行ってきました。118年後の1973年、4世代にわたる努力の末、シャトー・ムートンは悲願の昇格を果たします。その時、「われ1級になりぬ、かつて2級なりき、されどムートンは昔も今も変わらず」という名句を残したという、有名な逸話が残されています。
シャトー・ムートンは5大シャトーの中で最も豪勢と言われています。濃厚で芳醇、ふくよかで肉付きが良くリッチな味わい。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、飲み頃になるまでに時間がかかる長期熟成型のワインです。
エレガントなブーケと豊かなボディを持った"比類ない"存在。シルクのようなきめ細かさ、アーモンドとすみれの香りを秘めたエレガントな芳香、そして酸味とコクの結びついたバランスの良さは、理想の赤ワインが備えている全ての条件をくまなく発揮しています。また1945年以来、毎年有名な画家によって描かれるラベルはコレクターも多く、ムートンの人気を集める理由の一つ。
1988年のラベルを描いたのは、アメリカ人の画家、キース・へリング氏。アメリカを代表するポップアーティストであり、ラベルには、ムートンを象徴する羊の絵が描かれています。1988年はフランス・ボルドー地方にとって、疑いなく素晴らしい年となりました。生産されるワインは色付きが良く、味わいの凝縮度も豊かでふくよか。タンニンが多く、キリッとしたキレの良い酸が印象的な長期熟成型の素晴らしいワインが多く生産されたヴィンテージです。
エキゾチックなスパイスやミネラル、コーヒー、黒スグリなどの魅惑的なアロマ。滑らかなタンニンと豊富なミネラル、驚くべき凝縮感を持った仕上がり。美しいフィニッシュはブラックベリーやチョコレートのニュアンスで飾られ、非常に長い余韻が飲む者の心を捉えます。
ボルドー第4版
Robert Parker
データなし
CHATEAU MOUTON-ROTHSCHILD
Pauillac 1988