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伝説の Micorowave、復活の M「ウェーブテーブル・シンセシス」の名機が新たな姿で再来
M(エム)は Waldorf 伝統のウェーブテーブルとアナログ VCF/VCA を搭載した新世代のクラシック・ハイブリッド・シンセサイザーです。Waldorf の起源である伝説的なシンセサイザー「Microwave」とその後継機種「Microwave II/XT」のサウンドを現代に復活させました。レゾナンスとアナログ・サチュレーション機能を備えた24dB/Oct アナログ・ローパス VCF、パンニング・オプションを備えた真のステレオ・アナログ VCA を中心に、多くの機能を搭載。幅広いユニークなサウンドを演奏することができます。
時代の流れの中で今も忘れ去られることのない名機。現代のシンセサイザーシーンで最も注目されている「ウェーブテーブル・シンセシス」の名機が新たな姿で再来しました。
8ボイスと16ボイス、2種類のラインナップ
M は8ボイスの通常バージョンの M と、16ボイス・バージョンの M 16 Voice の2種類をラインナップしています。
8ボイス・バージョンの M は、エクスパンション・ボードを増設することで M 16 Voice にアップグレード可能です。
PPG Wave と Microwave。Waldorf シンセサイザーの起源。
現代のエレクトロニック・ミュージック・シーンで欠かすことができないウェーブテーブル・シンセシスの起源は1980年前後にまで遡ります。Waldorf の前身であるメーカー PPG(Palm Products GmbH)が 開発した「PPG Wave」は、それまでサイン波、ノコギリ波、パルス波といったシンプルな波形を元にしたシンセサイザーの世界に革新をもたらしました。ダイナミックに、そしてまるで生物のように変化するウェーブテーブル・オシレーターを搭載した PPG Wave のサウンドは、1980年代を象徴するサウンドの1つとして数多くのミュージシャンに愛されてきました。
PPG の資産は後継会社である Waldorf へと受け継がれ、長い Waldorf の歴史の始まりである1989年に発売された最初の製品が、PPG Wave の生まれ変わりと言える「Microwave」でした。ブルーのボディに通称「赤い鼻」と呼ばれるエンコーダーをあしらえた 2U サイズの小さなシンセサイザーは、そのエネルギッシュなサウンドでシンセ界を震撼させ、そして世界中のスタジオで Microwave が導入されることになります。
Microwave をオマージュしたデザイン。明瞭なパネルレイアウト。
M のデザインは Waldorf 最初の製品である Microwave をオマージュしています。Microwave の輝かしい伝統を象徴するメタリック・ブルーのボディカラー、そしてロゴマークと M の心臓部と言えるウェーブテーブル・オシレーターセクションには Microwave の「赤い鼻」を想起させるメタリック・レッドのダイヤルが大胆にあしらわれています
コントロール・パネルには45個のノブ/エンコーダーが配置されており、オシレーター、ミキサー、フィルター、エンベロープ、LFO など主要なパラメーターへすぐにアクセスできるように配置されています。気に入ったサウンドを選択し各セクションのノブを回すだけで、すぐにウェーブテーブル・シンセシスのサウンド・エディットを楽しめます。
より詳細なサウンド・エディットをする場合はディスプレイ・セクションのモードページ・ボタンと4つのエンドレス・エンコーダーで、目的のパラメーターへ素早くアクセスできます。
過去の膨大な資産と、新進気鋭のサウンド・デザイナーによるサウンド・プログラム。
M には2048種類の膨大な数のサウンド・プログラム(16バンク、各128サウンド)を保存可能です。1024種類用意されているプリセット・プログラムには Microwave 1 Factory Sound Set、Microwave 1 Soundpool 1-5、ファットなサウンドの Analogue や Bassco など、Microwave の定番サウンドセットや、Microwave 用に巧みに変換された PPG Wave 2.3 のサウンドが含まれています。
さらに M の数多くの新機能を利用して、世界的に著名なサウンドデザイナーによって新たにプログラムされたばかりのサウンドも数多く用意されています。その中にはハードシンク(モダン Microwave II/XT モードで動作)、アルペジエーター、MIDI 同期可能なグローバル LFO など、M ならではの機能を最大限に活用したサウンドも収録しています。
またクラシック Waldorf Microwave I の SysEx データと互換性があるので、過去に Microwave 1 で作成したプログラムを、ほぼそのまま M で再現することもできます。
クラシック「Microwave I」モードと、モダン「Microwave II/XT」モード。
M を象徴するメタリック・レッドのダイヤルは二重構造になっており、Wavetable ダイヤル(外側の黒いリング状のダイヤル)は、対応するオシレーターの96のファクトリー・ウェーブテーブルとユーザー・カスタム・ウェーブテーブル(UWT 1-31)を選択し、Wave ダイヤル(内側のメタリック・レッドのダイヤル)は、ウェーブテーブルのスタートポイントを設定します。2つのウェーブテーブル・オシレーターは、クラシック「Microwave I」とモダン「Microwave II/XT」の2種類のモードを持ち、それぞれのモードでウェーブテーブル・オシレーターの動作が異なります。グラフィック・ディスプレイの横にある Mode ボタンを押すと、2つのモードを切り替えることが可能です。クラシック Microwave I モードは Microwave I に搭載されていた ES2 ASIC チップのバグにより生じる強い歪みまで再現しており、一部のサウンドデザイナーが活用していたこの「ASIC Mix Bug」のオン/オフを切り替えることまでできる、Microwave I のヘビーユーザーも納得のこだわりの仕様です。
2種類のモードの主な違いは下記の通りです。
アナログ VCF と アナログ VCA。
レゾナンスとアナログ・サチュレーション機能を備えたアナログ・ローパス 24dB/Oct VCF は、生産完了になったヴィンテージ・チップを現代に復刻させた SSI 2144 チップを使用しています。色彩豊かな Waldorf のウェーブテーブル・オシレーターと、伝統的なラダーフィルターによって生み出されるサウンドは、クラシックでありながら現代でも全く色褪せることの無いサウンドです。
VCA はトゥルー・ステレオ・アナログ VCA を搭載。アナログ VCF の温かみのあるサウンドを損なうことなく、さらにステレオ・パンニングも可能で、広がりのあるサウンドを奏でます。
モジュレーション・ソースとモジュレーション。
LFO
LFO1 と LFO2 の2つの LFO が用意されています。それぞれフリーケンシーと形状が調整可能な周期的な波形を生成し、モジュレーションに使用することができます。
エンベロープ
4系統のエンベロープは VCF 用と VCA 用の ADSR エンベロープ、主にウェーブテーブルのウェーブ・スキャニングに使用する8ポイントの異なるタイム/レベルを設定しループする Wave エンベロープ、そして4ポイントの異なるタイム/レベルを設定しループする Free エンベロープが使用できます。
モジュレーション
M には他の Waldorf シンセサイザーとは異なり、モジュレーション・マトリクスがありません。M のモジュレーション機能はディスプレイの各ページから直接設定でき、これは1989年に発売された Microwave へのオマージュを表現しています。
8ボイス(16ボイス)・ポリフォニック、4マルチティンバー、先進的なアルペジエーター。
M はシングルモードでは1種類のサウンドを8ボイス(エクスパンション・ボードを増設した M、および M 16 Voice は16ボイス)で演奏できます。
4マルチティンバー・モードでは異なる4種類のプログラムを別々の MIDI チャンネルに割り当てて外部シーケンサーから演奏したり、異なる4種類のプログラムを同じ MIDI チャンネルに割り当てて重ねて演奏したり、またプログラムごとに演奏するキーボードの範囲を設定して左右で別々のプログラムを演奏するなど、柔軟な使い方ができます。4つのパートへのボイスの割り当てを管理できるので、各パートで使用するプログラムごとに割り当てるボイス数を管理して効率的に使用できます。例えばベースパートに1ボイス、リードパートに1ボイス、コードパートに4ボイス、アルペジオパートに2ボイスといった使用方法も可能です。
16のプリセット・パターン、コード・モード、MIDI クロックとの同期機能を備えた先進的なアルペジエーターにより、新たな時代に向かう、まったく新しいレベルのパフォーマンスを実現します。
豊富な入出力
M は6系統のステレオ・アナログ出力を備えています。MAIN OUT(L/Mono、R)はすべてのサウンドをまとめて出力できるステレオ出力です。AUX OUT(A、B、C、D)は4つのマルチティンバー・パートを別々にステレオ出力できます。AUX OUT は TRS ステレオ・ジャックで、TRS ステレオ・ケーブルを使用すれば各パートを個別にステレオ出力することができます。
ステレオ・ヘッドフォン出力はコントロール・パネル上のマスター・ボリューム・ノブから独立したヘッドフォン出力専用のボリューム・ノブが用意されています。
DIN 5ピン MIDI IN、OUT、THRU、USB 2.0 MIDI ポート(コンピューターに接続して MIDI の送受信を行うことが可能)を使用して、外部の MIDI キーボード、コントローラー、シーケンサー、DAW からコントロールしたり、M の各種 MIDI データを出力します。
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伝説の Micorowave、復活の M
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時代の流れの中で今も忘れ去られることのない名機。現代のシンセサイザーシーンで最も注目されている「ウェーブテーブル・シンセシス」の名機が新たな姿で再来しました。
8ボイスと16ボイス、2種類のラインナップ
M は8ボイスの通常バージョンの M と、16ボイス・バージョンの M 16 Voice の2種類をラインナップしています。
8ボイス・バージョンの M は、エクスパンション・ボードを増設することで M 16 Voice にアップグレード可能です。
PPG Wave と Microwave。Waldorf シンセサイザーの起源。
現代のエレクトロニック・ミュージック・シーンで欠かすことができないウェーブテーブル・シンセシスの起源は1980年前後にまで遡ります。Waldorf の前身であるメーカー PPG(Palm Products GmbH)が 開発した「PPG Wave」は、それまでサイン波、ノコギリ波、パルス波といったシンプルな波形を元にしたシンセサイザーの世界に革新をもたらしました。ダイナミックに、そしてまるで生物のように変化するウェーブテーブル・オシレーターを搭載した PPG Wave のサウンドは、1980年代を象徴するサウンドの1つとして数多くのミュージシャンに愛されてきました。
PPG の資産は後継会社である Waldorf へと受け継がれ、長い Waldorf の歴史の始まりである1989年に発売された最初の製品が、PPG Wave の生まれ変わりと言える「Microwave」でした。ブルーのボディに通称「赤い鼻」と呼ばれるエンコーダーをあしらえた 2U サイズの小さなシンセサイザーは、そのエネルギッシュなサウンドでシンセ界を震撼させ、そして世界中のスタジオで Microwave が導入されることになります。
Microwave をオマージュしたデザイン。明瞭なパネルレイアウト。
M のデザインは Waldorf 最初の製品である Microwave をオマージュしています。Microwave の輝かしい伝統を象徴するメタリック・ブルーのボディカラー、そしてロゴマークと M の心臓部と言えるウェーブテーブル・オシレーターセクションには Microwave の「赤い鼻」を想起させるメタリック・レッドのダイヤルが大胆にあしらわれています
コントロール・パネルには45個のノブ/エンコーダーが配置されており、オシレーター、ミキサー、フィルター、エンベロープ、LFO など主要なパラメーターへすぐにアクセスできるように配置されています。気に入ったサウンドを選択し各セクションのノブを回すだけで、すぐにウェーブテーブル・シンセシスのサウンド・エディットを楽しめます。
より詳細なサウンド・エディットをする場合はディスプレイ・セクションのモードページ・ボタンと4つのエンドレス・エンコーダーで、目的のパラメーターへ素早くアクセスできます。
過去の膨大な資産と、新進気鋭のサウンド・デザイナーによるサウンド・プログラム。
M には2048種類の膨大な数のサウンド・プログラム(16バンク、各128サウンド)を保存可能です。1024種類用意されているプリセット・プログラムには Microwave 1 Factory Sound Set、Microwave 1 Soundpool 1-5、ファットなサウンドの Analogue や Bassco など、Microwave の定番サウンドセットや、Microwave 用に巧みに変換された PPG Wave 2.3 のサウンドが含まれています。
さらに M の数多くの新機能を利用して、世界的に著名なサウンドデザイナーによって新たにプログラムされたばかりのサウンドも数多く用意されています。その中にはハードシンク(モダン Microwave II/XT モードで動作)、アルペジエーター、MIDI 同期可能なグローバル LFO など、M ならではの機能を最大限に活用したサウンドも収録しています。
またクラシック Waldorf Microwave I の SysEx データと互換性があるので、過去に Microwave 1 で作成したプログラムを、ほぼそのまま M で再現することもできます。
クラシック「Microwave I」モードと、モダン「Microwave II/XT」モード。
M を象徴するメタリック・レッドのダイヤルは二重構造になっており、Wavetable ダイヤル(外側の黒いリング状のダイヤル)は、対応するオシレーターの96のファクトリー・ウェーブテーブルとユーザー・カスタム・ウェーブテーブル(UWT 1-31)を選択し、Wave ダイヤル(内側のメタリック・レッドのダイヤル)は、ウェーブテーブルのスタートポイントを設定します。2つのウェーブテーブル・オシレーターは、クラシック「Microwave I」とモダン「Microwave II/XT」の2種類のモードを持ち、それぞれのモードでウェーブテーブル・オシレーターの動作が異なります。グラフィック・ディスプレイの横にある Mode ボタンを押すと、2つのモードを切り替えることが可能です。クラシック Microwave I モードは Microwave I に搭載されていた ES2 ASIC チップのバグにより生じる強い歪みまで再現しており、一部のサウンドデザイナーが活用していたこの「ASIC Mix Bug」のオン/オフを切り替えることまでできる、Microwave I のヘビーユーザーも納得のこだわりの仕様です。
2種類のモードの主な違いは下記の通りです。
アナログ VCF と アナログ VCA。
レゾナンスとアナログ・サチュレーション機能を備えたアナログ・ローパス 24dB/Oct VCF は、生産完了になったヴィンテージ・チップを現代に復刻させた SSI 2144 チップを使用しています。色彩豊かな Waldorf のウェーブテーブル・オシレーターと、伝統的なラダーフィルターによって生み出されるサウンドは、クラシックでありながら現代でも全く色褪せることの無いサウンドです。
VCA はトゥルー・ステレオ・アナログ VCA を搭載。アナログ VCF の温かみのあるサウンドを損なうことなく、さらにステレオ・パンニングも可能で、広がりのあるサウンドを奏でます。
モジュレーション・ソースとモジュレーション。
LFO
LFO1 と LFO2 の2つの LFO が用意されています。それぞれフリーケンシーと形状が調整可能な周期的な波形を生成し、モジュレーションに使用することができます。
エンベロープ
4系統のエンベロープは VCF 用と VCA 用の ADSR エンベロープ、主にウェーブテーブルのウェーブ・スキャニングに使用する8ポイントの異なるタイム/レベルを設定しループする Wave エンベロープ、そして4ポイントの異なるタイム/レベルを設定しループする Free エンベロープが使用できます。
モジュレーション
M には他の Waldorf シンセサイザーとは異なり、モジュレーション・マトリクスがありません。M のモジュレーション機能はディスプレイの各ページから直接設定でき、これは1989年に発売された Microwave へのオマージュを表現しています。
8ボイス(16ボイス)・ポリフォニック、4マルチティンバー、先進的なアルペジエーター。
M はシングルモードでは1種類のサウンドを8ボイス(エクスパンション・ボードを増設した M、および M 16 Voice は16ボイス)で演奏できます。
4マルチティンバー・モードでは異なる4種類のプログラムを別々の MIDI チャンネルに割り当てて外部シーケンサーから演奏したり、異なる4種類のプログラムを同じ MIDI チャンネルに割り当てて重ねて演奏したり、またプログラムごとに演奏するキーボードの範囲を設定して左右で別々のプログラムを演奏するなど、柔軟な使い方ができます。4つのパートへのボイスの割り当てを管理できるので、各パートで使用するプログラムごとに割り当てるボイス数を管理して効率的に使用できます。例えばベースパートに1ボイス、リードパートに1ボイス、コードパートに4ボイス、アルペジオパートに2ボイスといった使用方法も可能です。
16のプリセット・パターン、コード・モード、MIDI クロックとの同期機能を備えた先進的なアルペジエーターにより、新たな時代に向かう、まったく新しいレベルのパフォーマンスを実現します。
豊富な入出力
M は6系統のステレオ・アナログ出力を備えています。MAIN OUT(L/Mono、R)はすべてのサウンドをまとめて出力できるステレオ出力です。AUX OUT(A、B、C、D)は4つのマルチティンバー・パートを別々にステレオ出力できます。AUX OUT は TRS ステレオ・ジャックで、TRS ステレオ・ケーブルを使用すれば各パートを個別にステレオ出力することができます。
ステレオ・ヘッドフォン出力はコントロール・パネル上のマスター・ボリューム・ノブから独立したヘッドフォン出力専用のボリューム・ノブが用意されています。
DIN 5ピン MIDI IN、OUT、THRU、USB 2.0 MIDI ポート(コンピューターに接続して MIDI の送受信を行うことが可能)を使用して、外部の MIDI キーボード、コントローラー、シーケンサー、DAW からコントロールしたり、M の各種 MIDI データを出力します。