～1800年代後半のドイツ製リングボックス。
外側は暗赤色のワインカラーのツールドレザー、内側はメーカー名がゴールドで印字されたオリジナルのディープパープルのシルクサテンの布地に、台は布地と同じくディープパープルのベルベット張り。
箱の内側の繋ぎの布地のみディープブルーです。
ボックス自体がやや横長で大きめ、リング台が立体的になっていて、開けた時のリングの存在感が普通のリングボックスとはちょっと一味違います。
蓋を開けた状態で静止しますので、キャビネットの中などでディスプレイ用にしても素敵です。
当時店頭でディスプレイ用の什器だった可能性もあります。
もう一点出展中のリングボックスも同様で、外側のレザーとベルベットの台座もほぼ同色ですので、お時間がありましたらそちらもらぜひご覧下さい。シベリアン・アメシストのブローチの箱の外側ともほぼ同じ色調です。
それぞれ時代が異なるので、詳細を見比べてみて下さい。
アンティークのリングボックスは地味めな色合いのものがほとんどですが、このようなはっきりした色彩で華やかな、色合いの美しいボックスも見つけられます(フランス製に多いです。こちらもドイツのメーカーですが、フランスで見つけたフランス経由です)。
同系色のコントラストですので、サフィレットにも合うカラーです。
表側はレザー製で、すれ傷、汚れ、破れ、剥がれがありますが、この時代のものとしては状態は悪くなく、クラスプもしっかりしています。
最後の方の数枚は画像は傷が分かりやすいように明るめに写っています。
光の加減によるもので加工はしておりませんが、光源によってもけっこう色味が変わって見えますので、すべての画像をご覧下さい。
濃色ですので、画像ほどには傷は目立ちません。
何かありましたらご質問下さい。
（2022年 7月 18日 17時 49分 追加）
メジャーで計っていますので大体ですが、奥行き4.8cm、横7.7cm、高さ3cm、開くと5.5cmくらいです。
カラーは一枚目を参考にして下さい。
暗赤色で、画像より大分暗いです。