キャロルクリスチャンポエルの９９〜９８AWコレクションアーカイブです。
コンケープドショルダーと美しいシルエットのテーラードジャケットに通常の半分程の大きさのフラップでスタイリッシュかつシャープな印象です。
素材がかなり特殊で、触り心地も見た目もヌバックレザーやベロア、ベルベットという感じなのですが、実際には化学繊維の生地の上にベロア調の素材を貼り付けてあり、一種のボンディング加工のようになっていて、着用していくとベロア調の部分が剥がれていくようになっています。
所々剥がれていますが、元から加工したのかどうかは分かりません。
ポエルを知っている方でしたら分かると思いますが、ある程度加工して味を出したりといった事をしますから、最初から擦れて素材ががれる部分を加工している可能性が高いです。
あまり着用感も無く私自身もほとんど使っていなかったので、愛用していれば背中や身頃にも剥がれが出ていると思います。
下の生地はなんというか、ナイロンのような感じの生地のようです。
キャンバス生地に粉砕した革を吹き付けてコットン５０%牛革５０%というような素菜のジャケットもあるので、ポエルはこういうものだと思って頂くしかないです。
かなり古いですが状態は非常に良いです。
型崩れ等も無く、傷や汚れもありません。
サイズは、
肩４０
丈８０
身幅４５
袖６０
になります。
生地がしっかりしているので、多少お活きくても綺麗なシルエットが出ます。
通常のベロアやベルベットのように柔かくはありません。
しっかり芯が全体に入っている感じです。
強いて挙げると少し薄めの生デニムに近い硬さでしょうか。
ですが非常に軽く腕を動かしてもデニムのような硬さは感じません。
ポエルは他にもレザージャケット二着、コットンと牛革が５０%ずつの生地で作られたジャケットというか短めのチェスターコートといった感じのもの、１つボタンにも２つボタンにもなるジャケット、何故か下からでは無く上からジッパーを閉めるボトム等、複数所持していますが、全てこういった特殊な素材です。
レザーに関しては傷等があるものをあえて使っていますし、テーラリングやパターニングは元々仕立ての職人だけに素晴らしいですが、素材がアルチザン系だな、という感じで素材と加工がかなり特殊です。
アルチザン系は元からユーズドのような加工をしたりするので、アルチザン系をよく分かっていない方は入札はお控えください。
ポールハーデンはどちらかと言うと職人という感じですが、ポエル等は人によっては壊れているだけにしか思えない事もよくありますので。
生産数も元々少なく日本には入ってきていないアイテムです。
実用としてもコレクションとしてもこの機会にいかがでしょうか?
98〜99AWのアーカイブがこれだけ綺麗な状態で残っている事はまずないでしょうし、見つけたとしてもかなり高額になっていると思います。
他に欲しい物がある為出品していますが、資金が貯まり次第出品を取り消すつもりですので、その点はご了承ください。
（2024年 2月 10日 10時 28分 追加）
11日を過ぎても売れなかった場合は出品を取り下げる予定です。
常識の範囲であれば価格交渉も承ります。