太平洋戦争を間近に控えた1940年（昭和15年）から終戦後の1951年（昭和26年）まで、戦争完遂の目的の中で国策映画として上映されていた「日本ニュース」。歴代の首相を切り口として、膨大なニュース映像の中からテーマにあったニュースを集め、
昭和史研究の第一人者である保阪正康が、貴重な歴史的映像記録とともにその激動の時代を解説する。
【収録内容】
■第1回　戦時体制の強化　～米内光政内閣・第二次 近衛文麿内閣～
日本ニュース第1号
米内光政内閣誕生
日中戦争の様子
第二次世界大戦本格化
第二次近衛文麿内閣発足
三国同盟
大政翼賛会発足
皇紀二千六百年祝典　　ほか
■第2回　南方進出と対米関係の悪化　～第二次・第三次 近衛文麿内閣～
国民の生活
日米の動き
日ソ中立条約締結
南進 サイゴンへ
資源確保へ
日米和平交渉
開戦への意識高まる　　ほか
■第3回　太平洋戦争 開戦　～東條英機内閣①～
東條英機内閣誕生
日米開戦へ
真珠湾攻撃
シンガポール陥落
翼賛選挙
ドゥリットル空襲
「世紀の黎明 東亜全民族に贈る」　　ほか
■第4回　戦局の悪化　～東條英機内閣②～
戦争目的完遂へ
ガダルカナルの戦い
山本五十六の死
学徒出陣
国家総動員体制
大東亜共栄圏
ミッドウェー海戦以降
サイパン島守備隊玉砕　　ほか
■第5回　焦土と化す日本　～小磯国昭内閣～
小磯・米内協力内閣成立
国民生活
レイテ島の敗北
神風特攻隊
中国戦線
東京大空襲
硫黄島の戦いと沖縄上陸　　ほか
■第6回　敗戦　～鈴木貫太郎内閣・東久邇稔彦王内閣～
鈴木内閣発足
終戦前の状況
沖縄戦続く
終戦
東久邇宮内閣
米軍進駐
降伏文書調印式
新生日本の始まり　　ほか
■第7回　民主国家へ　～幣原喜重郎内閣～
幣原内閣誕生
戦後の風景
五大改革
新生日本ニュース
日本国憲法案
引き揚げ
東京裁判
戦後初の総選挙　　ほか
■第8回　日本国憲法誕生と労働運動の高揚　～第一次 吉田茂内閣～
第一次吉田内閣誕生
浮浪児と住宅難
日本国憲法公布へ
不足する石炭
傾斜生産
2.1ゼネスト
新憲法下の初選挙　　ほか
■第9回　東京裁判・社会党政権誕生　～片山哲内閣～
片山哲首相誕生
社会党内閣への期待
貿易再開
キャスリン(カスリーン)台風
石炭増産
昭和22年末頃の国民生活
帝銀事件　　ほか
■第10回　占領期の混乱　～芦田均内閣～
芦田内閣誕生
上がる物価
公務員ストの禁止
世間を騒がせたニュース
夏祭り
昭和電工事件
平和ニッポン　　ほか
■第11回　占領終結・主権回復　～第二次・第三次 吉田茂内閣～
東京裁判 判決
ドッジライン
国鉄三大ミステリー事件
湯川秀樹 日本人初のノーベル賞
朝鮮戦争
警察予備隊
マッカーサー解任
サンフランシスコ平和条約　　ほか
監修／解説：保阪正康
保阪 正康　(ほさか まさやす)
北海道札幌市生まれ。昭和史研究の第一人者。日本近代史、とくに昭和史の実証的研究を志し、延べ4000人余の人々を取材する。2004年一連の昭和史研究で菊池寛賞を、2017年『ナショナリズムの昭和』（幻戯書房）で和辻哲郎文化賞を受賞。主な著書に『昭和陸軍の研究 上・下』『吉田茂』『東條英機と天皇の時代 上・下』『政治家と回想録』など多数。『昭和天皇 上・下』『秩父宮』などの皇室関係、『昭和史の大河を往く 全13巻』『平成史』など時代背景を書いた著作もある。
【封入特典（予定）】
・リーフレット
※古い映像素材に起因する映像のキズ、色合いの不良、音声ノイズ等があります。あらかじめご了承ください。
※内容の一部に、現在では不適切な表現がありますが、当時の時代背景を考慮して、そのまま収録しております。
※「日本ニュース」の映像はモノクロ、音声はモノラルです。
*DVD11枚組
*収録時間：838分／16：9LB／ステレオ・ドルビーデジタル（一部モノラル）／片面一層／カラー（一部モノクロ）
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