慶應丸の内シティキャンパス（慶應MCC）が主催する、『夕学（せきがく）五十講』。厳選された10講演が、「夕学セレクション講演CDシリーズ」となりました。■慶應MCC夕学（せきがく）セレクションとは？
人生の達人たちによる、名講演を待望のCD化！さまざまな分野の第一線で活躍する研究者・経営者・文化人・ジャーナリスト等による講演『夕学（せきがく）五十講』の中から、お客様にご好評いただいた講演を厳選し、夕学セレクション講演CDとして発売いたします。ビジネスシーンで使えるヒントやコツ、実生活における意外な発想など、人生の達人たちが惜しげもなく語った待望のCDシリーズの登場です。
【商品内容】■CD10枚組
【収録内容】■DISC-1：玄侑宗久「般若の知」（ANOC10001）
福島県の臨済宗福聚寺住職であり、芥川賞受賞作家である玄侑宗久氏による、ためになる貴重な講演のCDです。
1.人間の大家さんである「脳」、常識という思い込み
2.現代人の望む原因と結果、「因果律」とは
3.自然における「シンクロニシティ」と「気」の関係性
4.命の「不思議」を語り継ぐ優れた文化
5.般若の知
6.私（わたし）という意識の解体
7.弓と禅「力で弓を引くな、脱力して引け」■DISC-2：林望「言葉と心で見つめる、日本人のアイデンティティ」（ANOC10002）
古典文学を通じて、本来の日本人のあり方や美しい日本語を追求する古典文学者、林望、通称リンボウ先生。
1.二十年後に現在の文学は残っているか？不易と流行について。
2.古典には千年も連綿と続く生命がある。そこに大和魂が宿る。
3.日本人が共有する「自明に知っている世界」と「汎神論」
4.人生は「無常」だという「無常観」と、「秋」を尊ぶ縄文的マインド。
5.「枕草子」を読む。
6.「枕草子」例題1
説教のかうじ、顔よき。かうじの顔をつとまもらへたるこそ、その説くことのたふとさもおぼゆれ。（以下略）
7.「枕草子」例題2
しのびたるところにては、夏こそをかしけれ。いみじう短き夜のいとはかなく明けぬるに、つゆ寝ずなりぬ。（以下略）
8.「枕草子」例題3
男こそなほいとありがたくあやしき心ちしたるものはあれ。いと清げなる人を棄てて、にくげなる人を持たるもあやしかし。（以下略）■DISC-3：宮本亜門「亜門流コーチング」（ANOC10003）
人間関係やコミュニケーションを円滑にする、演出家・亜門氏ならではの「コーチング術」を語ります。
1.熱い父と母の間で生まれた「熱いわたし」
2.本物に囲まれて育った小中学生時代、そして登校拒否
3.十八歳で作りはじめた壮大な人生プラン
4.計画を行動に。「アイガットマーマン」の成功
5.自分をオープンにし、違う意見を聞く。対人関係の改善。
7.何を伝えるか、何を聞くか「言葉のコミュニケーション」■DISC-4：茂木健一郎「脳と創造性」（ANOC10004）
人間が成長・成熟していくために必要な「新しい事へのチャレンジ」が、脳のどのような働きに基づいているかを解き明かす、ユーモアたっぷりの講演です。
1.なぜ現在「脳ブーム」なのか？
2.欲望を操作する「偶有性」と創造のための「記憶力」
3.創造性の方程式
4.ドーパミンとアディクションの関係
5.「行動経済学」から「神経経済学」へ
6.子供の成長、愛着の関係
7.即興演奏と会話。セレンディピティ■DISC-5：山本一力「人生の目利きになる」（ANOC10005）
直木賞作家の山本一力氏による、「人生の目利きになる」方法！作家になるまでの仕事で培った「営業＝セールス」がいかに人生にとって必要かを、一力氏ならではのバリトンボイスで熱く語ります。
1.自分の中でひたすらセールスやってきたという自負。
2.体に染みついた先輩の言葉。「プロならいい加減な事を言うな」
3.責任をとることなど絶対に出来ない。唯一の責任は「客を安全に連れ帰ること」
4.独立。辞めた会社から仕事を貰わないというやせ我慢。
5.「売り込み」の極意。相手から知識を引っぱり出せ。
6.数多くの先輩から教えられたこと。「目利きのある人とはわきまえのある人」。
7.自分の背中を見せることで、先輩から教えられたことを伝えていきたい。■DISC-6：姜 尚中「日本とアジアの共生」（ANOC10006）
政治学者・東京大学教授の姜 尚中による、あたたかいローボイスの独特の語り口調で日本・中国・韓国・北朝鮮のこれからを語ります。
1. なぜ「東北アジア」といわず、「北東アジア」というか？
2. ＥＵとは違うアジア型の「東アジア共同体」構想
3. 構想の阻害要因と日本の立場
4. 積極的地域主義ビジョン提案――六者協議
5. 北朝鮮の核開発阻止と六者協議の共同声明
6. 日朝に関する日本世論と外交
7.「東北アジア共同体」の成否の鍵は？■DISC-7：立花 隆「科学ニッポン最前線」（ANOC10007）
ジャーナリスト・ノンフィクション作家である立花隆氏が、日本の科学技術の「いま」を鋭く語ります。
1. 日本科学立国は危機的な状況にある
2. 人件費削減が招く科学力の低下
3. 日本発の一大プロジェクト――地球シュミレーター計画
4. 意外と弱い日本の科学技術水準
5. 先行き不安な「技術貿易」の赤字
6. 日本は未来の地盤を掘り崩している■DISC-8：寺島実郎「世界潮流と日本の進路」（ANOC10008）
ビジネスマンのみならず、「いま」の混乱の日本経済を生き抜くため、これからの日本の将来を考えるためには必聴の講演です。
1. グレーターチャイナ＝大中華圏・・独自の経済・文化圏
2. 為替の魔術
3. エネルギー帝国ロシアの台頭
4. 需要と供給を無視した金融の「肥大化」
5. 低すぎる日本の金利水準と株価
6. 日本のお金を日本の技術・産業のために使う■DISC-9：養老孟司「話が通じない人の思考」（ANOC10009）
「独創的な考え方とは、誰にも理解できないものではなく、むしろ誰にでもわかること・共感できることでなくては意味がない。」という氏の講演は、現代人が抱え持つ「孤独」の悩みや、コミュニケーション能力低下の問題を解消してくれるきっかけになるでしょう。
1. メールは自然に起こった言文一致運動
2. 戦争の経験が解剖学への道を選ばせた
3. 変わらないモノから生まれる技術、研究
4. おなじ私であるだろうか？
5. 言葉を頼らず、私という変わるものを信じる
6. 論理は人に理解して貰わなければ意味はない
7. 個性とは身体であり、はじめから与えられたもの
8. 誰に話してもわからないものはわからない■DISC-10：和田秀樹「生涯学習のススメ」（ANOC10010）
若い頃よりむしろ歳をとってから上がってくる記憶力の話や、感情の老化による「決めつけ」が引き起こす判断ミスなど、生涯学習の魅力を多くの事例と共に語ります。
1. 歳をとっても記憶力は落ちない
2. 記憶力を良くする方法
3.「感情の老化」とは
4. 本当の「頭の良さ」
5. 頭が悪くなる原因を減らす
6. 勉強することは身体に良い
【備考】
企画： 株式会社日本音声保存
発行： 株式会社エニー