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トンボクロマチックハーモニカは種類があるように見えますが、いわゆる一般的なクロマチックハーモニカはこれまでユニ・クロマチック No.1248Sだけでした。トンボ楽器は日本の歴史によって、クロマチックより複音ハーモニカの需要が多いハーモニカ背景にあったと思います。よって、クロマチックのモデルの多くは、複音奏者がクロマチックを演奏する際にスムーズな持ち替えができる仕様になっています。今回の新機構が搭載されたミュー・01においても、スライドに不慣れなハーピストにおすすめのショートクロス。HOHNER(ホーナー)、SUZUKI(スズキ)にはない、画期的な仕様となっています。クロマチックは通常ではピアノの白鍵と同じ音、ボタンを押すと半音高い(ピアノの黒鍵)音が出ます。ハーモニカは曲によってキーを選びますが、クロマチックはこのスライド操作によって何調の曲でも演奏が可能になるのです。そしてこのスライドアクションにも2種類あり、ハーモニカの穴を正面からみてジグザグに並んでいるロングストローク(クロス配列)と、上に穴が並び、スライドしたときに下の穴に変わるショートストローク(ストレート配列)があります。この2つの違いは、スライドの移動距離の違いで、その違いによって音の立ち上がりや音抜け、コントロールの良さが違うのですが、クロス配列においては、どうしてもスライドの移動距離が長くなることでスムーズなコントロールが難しいというデメリットがあります。この2つのストロークはどちらが良いとかではなく、それぞれの特製があり、メリットとデメリットがあります。クロス配列は開口部の面積が大きく、多くの息を利用できますが、ストレート配列に比べ各音のバランスが良く、芯のあるパワフルなサウンドが魅力です。16穴のハープの多くはこのクロス配列が多いです。ショートクロスが採用されたミューは、開口部は大きく、スライド距離が短いのが特徴です。メインスライドの他、可動式の「サブスライド」が装着されており、サブスライドはメインスライドが押し込まれる方向とは逆方向に同じ距離だけ移動します。その結果、大きな開口部に必要であったスライド距離は本来の約半分になるのです。これによって速いパッセージでも楽に操作でき、演奏中のストレスも軽減されることでしょう。サブスライドの存在に疑問を持たれる方もおられるかと思いますが、メインスライドには2本のスプリングを使用することで、安定した操作と確実に戻るスライドに仕上げられてあります。精度のあるパーツで構成されておりますので、メンテナンス性にも優れており安心です。初心者の分解は推奨しませんが、ある程度の知識と技術を持った方にはうれしい、交換用パーツのサブスライドとスライドリンクも付属しています。こだわりのスライドはこのようになっていますが、外観もなんだかこれまでのトンボクロマチックとは違いますね。どこかHOHNERのスーパー64Xを連想されるような色遣い...マウスピースはブラスト金メッキ仕上げで、乾いた唇でも引っかかりが少なくより快適な演奏性を生み出します。ポジションマークも配慮されており、どの角度からも見やすくされています。プレート全体を真鍮材・マットブラック塗装仕上げのカバープレートで覆われています。64Xやスズキのクロマチックはこの仕様ですが、これまでのトンボのクロマチックや、ホーナーの定番クロモニカなどは覆われていないタイプで厳密に言えば音の響きなどが変わります。覆われているデザインはなんだかスタイリッシュで新しい感じがしますよね。このカバープレートの素材やメッキによっても音にも特徴が現れます。リード材は新素材で0.4mm。リードプレートもリードも厚みは個体によってそれぞれ違っており吹奏感に違いもあります。ただ、リードの厚みまで公表しているメーカーさんは少ないですので、実際に吹いてみるしか、その差を感じるのは難しいかと思います。リードプレートは1.0mmですので、ホーナーよりは比較的薄めなのではないかと思います。バルブは新素材バルブ。トンボはバルブレスのクロマチックもあり珍しいラインナップなのです。ここにもこだわりを感じられますね。クロマチックはどちらかというとパワフルなものが多い印象ですが、トンボクロマチックは独特のやわらかい音色に加え、低音域から高音域までのバランスを重視してつくられています。通常のクロマチックは低音の演奏が特に難しく、これまで長くハーモニカを演奏されてきた方でも練習が必要になる楽器です。複音の愛用者が多いトンボさんはこういう部分でも少しでもストレスなく発音できる商品を開発していると言えるでしょう。ただ、♯、♭が出るハーモニカが欲しい、1本でハーモニカを済ませたいなどの理由でクロマチックへの持ち替えをすることはおすすめしませんが、複音やブルースハーモニカとは違い、呼吸法と口の形によってメロディーに微妙な表現をつけたり、変化に富んだ音色が出せるのがクロマチックの魅力だと思います。クロマチックはまだ少し不安。あくまで自分は複音奏者だ!という方は、複音から派生した以下クロマチックがおすすめです。 ▽複音からクロマチックへの移行練習におすすめ▽ トンボクロマティックは複音配列のハーモニカ No.1244 ユニカ や、 No.1334 フォークヤング (廃盤)がありますが、配列が複音のままではいずれ持ちたい本場のクロマチックの練習にはほど遠いです。複音からのクロマチック導入として、息づかいは難しいですので、まず配列とスライドに慣れるハーモニカとして、こちらのクロマチック配列を採用したトンボユニカはおすすめです。但し、複音は21穴以上が主流ですが、クロマチックは12穴から16穴が一般的ですので穴の数には違いがありますが複音の22穴に慣れた方にはこの22穴のクロマチックというのはとても親しみやすいハープですよね。 ▽バルブレス▽ 一般的なクロマチックは1つの穴で4音鳴ります。同じ穴で息の吹吸をするので、他の音が出ないように空気ロス防止弁であるバルブがついています。トンボクロマチックでは No.1334 フォークヤング (廃盤)、 No.1244 ユニカ 、ユニカフォーマルにはバルブがついていません。よって比較的吹きやすいのです。クロマチックは12穴からが主流ですので、バルブなしの構造上、1穴で2穴のバルブなしでは44音は22穴でしかつくることが出来ません。ちなみに、同じ穴数であるユニカとユニカフォーマルの違いは、配列の違い。ユニカは複音ハーモニカの配列で、ユニカフォーマルが一般的なクロマチックハーモニカの配列です。ここではあげていませんが、ミューが出るまで、トンボでは一般的なクロマチックハーモニカはユニクロマチックだけでした。
■ハーモニカ 楽器■スライド式クロマチック■12穴 48音 3オクターブ■音域:c1~d4■クロス配列■ショートクロス機構■樹脂本体■リードプレートの厚さ:1.0mm■リードの厚さ:0.4mm■新設計・新素材バルブ■真鍮材マットブラック塗装カバー■金ブラストマウスピース■スプリング:ソフト■日本製■イタリア製ソフトケース付属(ブラック)■サイズ:W161 x H43 x D35mm■重量:221G ※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。
クロマチックハーモニカといえば有名な方が2人います。ジャズではトゥーツ・シールマンス、もう一人はご存じスティーヴィー・ワンダー。日本では森本恵夫、崎元譲などが有名です。ハーモニカは最初はなかなか音は出にくいものですが根気よく練習していただければ、しっとりとしたメロウな音色からコントロール次第で派手なファンキーな音色まで幅広い表現を楽しめることでしょう。右横のレバーを押すことにより半音上の音が出るので1本で全ての音階が演奏できます。(ブルースハープなどは曲によって何本も持ち替えが必要な場合があります。)ですのでクラシックからポピュラー、ジャズまで幅広い音楽シーンで使われています。12穴(3オクターブ)と16穴(4オクターブ)が一般的です。最初は中音域から練習を始め、次に高音域へとすすめて下さい。あまり強く吹き吸いをせず、息づかいはしっかりと腹式呼吸で。ゆっくり流れるような息づかいをすることで楽に音がでるようになります。ただ空気を入れればいいというものではありません。根気よく練習すればきっと自然に音がでるようになることでしょう。曲によって強い息で演奏するときは鼻から同時に息を抜くのがコツです。逆に弱い演奏の場合は鼻からの息は止めて口だけで演奏します。それらが出来るよういなれば最後に低音域を演奏してみて下さい。その頃にはあまり力を必要としないでも音が出るようになるはずです。以上のような事はクロマチックの教本で紹介されています。お近くの本屋さんでも教本は手に入るかもしれません。今はインターネットで少し調べれば出てくる情報もありますので、分からないことがあれば調べて見て下さいね。その他、ご不明な点やご要望などがございましたらお気軽にメールでお問い合わせ下さい。
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トンボクロマチックハーモニカは種類があるように見えますが、いわゆる一般的なクロマチックハーモニカはこれまでユニ・クロマチック No.1248Sだけでした。
トンボ楽器は日本の歴史によって、クロマチックより複音ハーモニカの需要が多いハーモニカ背景にあったと思います。よって、クロマチックのモデルの多くは、複音奏者がクロマチックを演奏する際にスムーズな持ち替えができる仕様になっています。
今回の新機構が搭載されたミュー・01においても、スライドに不慣れなハーピストにおすすめのショートクロス。HOHNER(ホーナー)、SUZUKI(スズキ)にはない、画期的な仕様となっています。
クロマチックは通常ではピアノの白鍵と同じ音、ボタンを押すと半音高い(ピアノの黒鍵)音が出ます。ハーモニカは曲によってキーを選びますが、クロマチックはこのスライド操作によって何調の曲でも演奏が可能になるのです。
そしてこのスライドアクションにも2種類あり、ハーモニカの穴を正面からみてジグザグに並んでいるロングストローク(クロス配列)と、上に穴が並び、スライドしたときに下の穴に変わるショートストローク(ストレート配列)があります。
この2つの違いは、スライドの移動距離の違いで、その違いによって音の立ち上がりや音抜け、コントロールの良さが違うのですが、クロス配列においては、どうしてもスライドの移動距離が長くなることでスムーズなコントロールが難しいというデメリットがあります。
この2つのストロークはどちらが良いとかではなく、それぞれの特製があり、メリットとデメリットがあります。クロス配列は開口部の面積が大きく、多くの息を利用できますが、ストレート配列に比べ各音のバランスが良く、芯のあるパワフルなサウンドが魅力です。16穴のハープの多くはこのクロス配列が多いです。
ショートクロスが採用されたミューは、開口部は大きく、スライド距離が短いのが特徴です。
メインスライドの他、可動式の「サブスライド」が装着されており、サブスライドはメインスライドが押し込まれる方向とは逆方向に同じ距離だけ移動します。
その結果、大きな開口部に必要であったスライド距離は本来の約半分になるのです。
これによって速いパッセージでも楽に操作でき、演奏中のストレスも軽減されることでしょう。
サブスライドの存在に疑問を持たれる方もおられるかと思いますが、メインスライドには2本のスプリングを使用することで、安定した操作と確実に戻るスライドに仕上げられてあります。
精度のあるパーツで構成されておりますので、メンテナンス性にも優れており安心です。初心者の分解は推奨しませんが、ある程度の知識と技術を持った方にはうれしい、交換用パーツのサブスライドとスライドリンクも付属しています。
こだわりのスライドはこのようになっていますが、外観もなんだかこれまでのトンボクロマチックとは違いますね。どこかHOHNERのスーパー64Xを連想されるような色遣い...
マウスピースはブラスト金メッキ仕上げで、乾いた唇でも引っかかりが少なくより快適な演奏性を生み出します。
ポジションマークも配慮されており、どの角度からも見やすくされています。
プレート全体を真鍮材・マットブラック塗装仕上げのカバープレートで覆われています。64Xやスズキのクロマチックはこの仕様ですが、これまでのトンボのクロマチックや、ホーナーの定番クロモニカなどは覆われていないタイプで厳密に言えば音の響きなどが変わります。覆われているデザインはなんだかスタイリッシュで新しい感じがしますよね。このカバープレートの素材やメッキによっても音にも特徴が現れます。
リード材は新素材で0.4mm。リードプレートもリードも厚みは個体によってそれぞれ違っており吹奏感に違いもあります。ただ、リードの厚みまで公表しているメーカーさんは少ないですので、実際に吹いてみるしか、その差を感じるのは難しいかと思います。
リードプレートは1.0mmですので、ホーナーよりは比較的薄めなのではないかと思います。
バルブは新素材バルブ。トンボはバルブレスのクロマチックもあり珍しいラインナップなのです。ここにもこだわりを感じられますね。
クロマチックはどちらかというとパワフルなものが多い印象ですが、トンボクロマチックは独特のやわらかい音色に加え、低音域から高音域までのバランスを重視してつくられています。通常のクロマチックは低音の演奏が特に難しく、これまで長くハーモニカを演奏されてきた方でも練習が必要になる楽器です。複音の愛用者が多いトンボさんはこういう部分でも少しでもストレスなく発音できる商品を開発していると言えるでしょう。
ただ、♯、♭が出るハーモニカが欲しい、1本でハーモニカを済ませたいなどの理由でクロマチックへの持ち替えをすることはおすすめしませんが、複音やブルースハーモニカとは違い、呼吸法と口の形によってメロディーに微妙な表現をつけたり、変化に富んだ音色が出せるのがクロマチックの魅力だと思います。
クロマチックはまだ少し不安。あくまで自分は複音奏者だ!という方は、複音から派生した以下クロマチックがおすすめです。
▽複音からクロマチックへの移行練習におすすめ▽
トンボクロマティックは複音配列のハーモニカ No.1244 ユニカ や、 No.1334 フォークヤング (廃盤)がありますが、配列が複音のままではいずれ持ちたい本場のクロマチックの練習にはほど遠いです。複音からのクロマチック導入として、息づかいは難しいですので、まず配列とスライドに慣れるハーモニカとして、こちらのクロマチック配列を採用したトンボユニカはおすすめです。但し、複音は21穴以上が主流ですが、クロマチックは12穴から16穴が一般的ですので穴の数には違いがありますが複音の22穴に慣れた方にはこの22穴のクロマチックというのはとても親しみやすいハープですよね。
▽バルブレス▽
一般的なクロマチックは1つの穴で4音鳴ります。同じ穴で息の吹吸をするので、他の音が出ないように空気ロス防止弁であるバルブがついています。トンボクロマチックでは No.1334 フォークヤング (廃盤)、 No.1244 ユニカ 、ユニカフォーマルにはバルブがついていません。よって比較的吹きやすいのです。クロマチックは12穴からが主流ですので、バルブなしの構造上、1穴で2穴のバルブなしでは44音は22穴でしかつくることが出来ません。ちなみに、同じ穴数であるユニカとユニカフォーマルの違いは、配列の違い。ユニカは複音ハーモニカの配列で、ユニカフォーマルが一般的なクロマチックハーモニカの配列です。ここではあげていませんが、ミューが出るまで、トンボでは一般的なクロマチックハーモニカはユニクロマチックだけでした。
TOMBO Chromatic Harmonica μ-01 No.2248
トンボ クロマチックハーモニカ ミュー・01 2248
■ハーモニカ 楽器
■スライド式クロマチック
■12穴 48音 3オクターブ
■音域:c1~d4
■クロス配列
■ショートクロス機構
■樹脂本体
■リードプレートの厚さ:1.0mm
■リードの厚さ:0.4mm
■新設計・新素材バルブ
■真鍮材マットブラック塗装カバー
■金ブラストマウスピース
■スプリング:ソフト
■日本製
■イタリア製ソフトケース付属(ブラック)
■サイズ:W161 x H43 x D35mm
■重量:221G
※細かい仕様が画像と異なる場合がございます。
ハーモニカの豆知識
クロマチックハーモニカといえば有名な方が2人います。ジャズではトゥーツ・シールマンス、もう一人はご存じスティーヴィー・ワンダー。日本では森本恵夫、崎元譲などが有名です。ハーモニカは最初はなかなか音は出にくいものですが根気よく練習していただければ、しっとりとしたメロウな音色からコントロール次第で派手なファンキーな音色まで幅広い表現を楽しめることでしょう。右横のレバーを押すことにより半音上の音が出るので1本で全ての音階が演奏できます。(ブルースハープなどは曲によって何本も持ち替えが必要な場合があります。)ですのでクラシックからポピュラー、ジャズまで幅広い音楽シーンで使われています。12穴(3オクターブ)と16穴(4オクターブ)が一般的です。最初は中音域から練習を始め、次に高音域へとすすめて下さい。あまり強く吹き吸いをせず、息づかいはしっかりと腹式呼吸で。ゆっくり流れるような息づかいをすることで楽に音がでるようになります。ただ空気を入れればいいというものではありません。根気よく練習すればきっと自然に音がでるようになることでしょう。曲によって強い息で演奏するときは鼻から同時に息を抜くのがコツです。逆に弱い演奏の場合は鼻からの息は止めて口だけで演奏します。それらが出来るよういなれば最後に低音域を演奏してみて下さい。その頃にはあまり力を必要としないでも音が出るようになるはずです。以上のような事はクロマチックの教本で紹介されています。お近くの本屋さんでも教本は手に入るかもしれません。今はインターネットで少し調べれば出てくる情報もありますので、分からないことがあれば調べて見て下さいね。その他、ご不明な点やご要望などがございましたらお気軽にメールでお問い合わせ下さい。
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