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プロダクトデザイナー深澤直人監修の「パワーデザインプロジェクト」から生まれた掛時計シリーズ。「普通で美しい時計、スタンダードとなる時計」をテーマに、意識せず時間を知る道具として余計な要素を取り除き機能だけを美しく配置した結果、合理的で自然にその場に収まる美しく力強い姿になりました。
ムーブメントは「電波修正式クオーツムーブメント」を採用。時刻情報をのせた標準電波を受信し自動的に表示時刻を修正します。さらに周波数の違う東西2つの電波のうち、受信できる一方を自動的に選択して受信します。
●φ265×44mm、約1.1kg
●アルミ枠（塗装仕上）
●電波修正機能（40kHz/60kHz自動選局）
●ステップ秒針
●単3マンガン乾電池×2本
■アナログクロックの「スタンダード」
針が円運動で時間を表示するアナログ時計にとって、それを収める枠は丸型が最も自然です。時計として安定した丸型は見る人にとって見やすさ、読みやすさを後押しする最もスタンダードな形状です。
アルミダイキャスト製だからこそ実現可能となったゆがみのない真円の枠は視認性の向上へとつながり、さらには高い質感をも生み出しています。また、枠上面のほんの少しの丸みや、わずかに外へ広がるサイドラインは、全体をシャープになりすぎない柔らかな印象にまとめています。
文字板は厚く印刷を盛り上げた棒略字のみに。「文字が大きい＝見やすい」、「数字が入っている＝読みやすい」と錯覚しがちですが、大切なのはバランスが取れていて自然に目に入ってくることです。針の付け根部分にボリューム感を持たせ、時計を見たときに中心からピントが合い瞬時に時刻が読み取れるようにしたこともポイントの1つとなっています。
■マグネシウム針の理由
時計の秒針は一般的にアルミ素材を使用し、またスムーズに回転するよう秒針の指示方向と逆側にしっぽのような重りを付けています。この時計の場合、視認性を最優先するためしっぽの無いデザインを採用。そこでしっぽの無い秒針をスムーズに運針させるため、アルミより軽量なマグネシウムが選ばれました。
■揃えられた”R”
シンプルで視認性の高いクロックを追求すると、どうしても固い無機質な表情になりがちに。そこでやさしい印象を持たせるために、枠の縁の上面部分を少し丸め、また目盛りの表面には肉盛印刷を施し、その形状に合わせ時分秒針の表面にも張りを持たせました。さらに時分秒針と時目盛りの角の丸みをほぼ均一に揃えることで、バランスの取れた柔らかい表情になりました。
※”R”とは半径のことです。

パワーデザインプロジェクト 2002年にスタートしたこの活動は、プロダクトデザイナー深澤直人氏とセイコークロック株式会社、セイコーウオッチ株式会社、セイコーエプソン株式会社所属のデザイナーが推進しているワークショップ。毎年設定するテーマに沿ってさまざまなセイコーデザインを提案し続けています。この「スタンダード」は第5回目のテーマです。

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【電波の受信範囲について】
条件の良い時は送信所（福島県おおたかどや山と福岡県と佐賀県の県境にあるはがね山）から約1000km離れた場所まで受信する事が出来ますが、気候条件、置き場所、時間帯、地形、建物などの条件によっては受信が出来ない場合もあります。
※ラジオや携帯電話などが入り難い場所では、電波時計の電波も同様に受信ができません。
【使用場所囲について】
電波時計はテレビやラジオと同様に電波を受信します。出来るだけ電波を受けやすい窓際などに置いてください。尚、夜間は昼間に比べて受信状態が良くなりますので、電波を受信できなかった場合でも翌日まで自動で受信できる場合があります。
【attention!】
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