DOMAINE DUJAC CLOS SAINT DENIS GRAND CRU ドメーヌ・デュジャック クロ・サン・ドニ グラン・クリュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ モレ・サン・ドニ 原産地呼称:AOC. CLOS SAINT DENIS ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
ワインアドヴォケイト:(94-96)+ ポイント Rating (94-96)+ Release Price NA Drink Date NA Reviewed by William Kelley Issue Date 15th Jan 2021 Source January 2021 Week 2, The Wine Advocate The 2019 Clos Saint-Denis Grand Cru is beautiful, unfurling in the glass with scents of rose petals, raspberries, blood orange, plums and warm spices. Full-bodied, fleshy and sumptuous, its velvety attack segues into an ample, concentrated mid-palate underpinned by supple tannins and lively acids. This is an immensely charming young Clos Saint-Denis that I look forward to revisiting in bottle.
The 2019 vintage is a terrific success for Domaine Dujac. Perfumed, concentrated and vibrant, with beautifully refined tannins and bright fruit tones despite the warmth and sunshine of the vintage, I'd be happy to own any or all of the cuvees reviewed here. The 2018s, revisited in bottle, have also lived up to my high expectations: More overtly muscular and structured than the 2019s, these are serious wines built for the cellar, but their potential is evident and anyone opening bottles 20 or 30 years from now will be delighted to own them. Of course, readers will be familiar with the outlines of the Dujac approach to producing red Burgundy: organic farming, fermentation in (for the most part) concrete vats with a predominance of whole clusters and elevage in barrels largely sourced from Tonnellerie Remond. Since Jeremy Seysses took the reins from father Jacques in 2001, there have been evolutions: Inspired by Christophe Roumier, Jeremy seeks to retard malolactic fermentation, he's tried retaining more lees, and there were experiments with leaving the wines unracked throughout their elevage. In the last handful of years, everything appears to have fallen into place in what might be called the contemporary Dujac style, and the few vintages have been, to my palate, especially successful.
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新たに特級畑や1級畑を増やし成長を続けるモレ・サン・ドニの雄
今やモレ・サン・ドゥニを代表する大ドメーヌとして勇名を馳せるドメーヌ・デュ・ジャック。しかし、その歴史はわずか45年に過ぎない。
創設者のジャック・セイスはベルギー出身で、ドメーヌ創設の前に2ヴィンテージをブルゴーニュで過ごし、ジェラール・ポテルの元、ドメーヌ・プス・ドールでワイン造りを学んだ。
その間に、DRCのオベール・ド・ヴィレーヌやアルマン・ルソーのシャルル・ルソーらと親交を深めている。
そして1968年に4.5haのドメーヌ・グライエを買い取り、自らの名前、ジャックをもじってドメーヌ・デュジャックと名付けたのだ。
現在はジャックの息子、ジェレミーとアレックがそれぞれ醸造と販売を担当し、ドメーヌを実質的に引き継いでいる。
ジャックの妻もジェレミーの妻もアメリカ人で、ジェレミー夫人ダイアナは醸造学を修めたエノローグである。
2000年にジェレミーは父のサポートの元、ネゴシアンビジネスを開始。その名も「デュジャック・フィス・エ・ペール」という。
会社名として「ペール・エ・フィス」(父子)という表記はよく見かけるが、「フィス・エ・ペール」(子父)は珍しい。
中心となるのが息子であることの証である。
このデュジャック・フィス・エ・ペールは、ネゴシアンといっても単に畑が自分たちが所有していないだけ。畑の管理や手入れ、ブドウの収穫までドメーヌのスタッフが行う。
ブドウの購入契約は量に応じてではなく面積単位。したがって収量制限も思い通りとなる。したがって、実質的にはドメーヌものと変わらないものの、ドメーヌとネゴスで重複するアペラシオン(例えば村名モレ・サン・ドニ)があってもそれぞれ別々に醸造、瓶詰めされる。
2005年にはヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユと共同でドメーヌ・トマ・モワイヤールを買収。
これにより、ドメーヌのポートフォリオは一層華やかさを増し、シャンベルタンとロマネ・サン・ヴィヴァンが増え、グラン・クリュだけで7つとなった。
もともと所有していたボンヌ・マールとヴォーヌ・ロマネ1級のボーモンは面積が増し、ヴォーヌ・ロマネでも最高の1級畑と謳われるマルコンソールには新たに1.57haという広い面積を所有することになった。
栽培では1987年からリュット・レゾネをとり、2001年からは徐々にビオロジックへと移行。現在はビオディナミ農法を大半の畑で採用している。
またドメーヌはコート・ド・ニュイでは珍しい白ワインの造り手でもある。1985年の霜害で村名モレ・サン・ドニの一部が枯死したのを機会にシャルドネを植え、モレ・サン・ドニ・ブランとしてリリースしたのが始まり。
さらにはモレ・サン・ドニ1級モン・リュイザンに入手した0.6haの畑にもシャルドネを植え、2000年から白ワインを送り出している。
ジャック時代のワイン造りは完全無除梗による全房醸造がこのドメーヌの特徴であり、梗が色素を吸収するためワインの色調は比較的淡く、しかしながら香りと味わいはしっかりしているというものだった。
ジェレミーになってからはヴィンテージに応じて除梗率を変え、以前よりも色合いはしっかり、果実味も充実したものとなっている。
デュジャックの顔とも言うべきモレ・サン・ドニ屈指のグラン・クリュ。
創設者のジャック・セイスはベルギー出身で、ドメーヌ創設の前に2ヴィンテージをブルゴーニュで過ごし、ジェラール・ポテルの元、ドメーヌ・プス・ドールでワイン造りを学んだ。その間に、DRCのオベール・ド・ヴィレーヌやアルマン・ルソーのシャルル・ルソーらと親交を深めている。そして1968年に4.5haのドメーヌ・グライエを買い取り、自らの名前、ジャックをもじってドメーヌ・デュジャックと名付けたのだ。現在はジャックの息子、ジェレミーとアレックがそれぞれ醸造と販売を担当し、ドメーヌを実質的に引き継いでいる。ジャックの妻もジェレミーの妻もアメリカ人で、ジェレミー夫人ダイアナは醸造学を修めたエノローグである。
「クロ・サン・ドニ グラン・クリュ」は、ジョルジュ・リニエの1.49haにわずかながら及ばぬものの、ドメーヌの前身グライエから引き継いだ1.47haは、このグラン・クリュ最大級の面積だ。次男のアレックはクロ・ド・ラ・ロッシュよりもフェミニンでフィネスのあるグラン・クリュがこのクロ・サン・ドニだという。味わいも瑞々しく、余韻はリニアに伸びていく。
■テクニカル情報■
醸造・栽培、除梗の割合:0~30%、発酵(樽/タンク):コンクリートタンク、発酵温度:最高32度、使用酵母:天然酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):100%、マロラクティック発酵の有無:する、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:1.47ha、土壌:石灰粘土質、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、収穫方法:手摘み、農法:ビオロジック
DOMAINE DUJAC CLOS SAINT DENIS GRAND CRU
ドメーヌ・デュジャック クロ・サン・ドニ グラン・クリュ
生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ モレ・サン・ドニ
原産地呼称:AOC. CLOS SAINT DENIS
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
ワインアドヴォケイト:(94-96)+ ポイント
Rating (94-96)+ Release Price NA Drink Date NA Reviewed by William Kelley Issue Date 15th Jan 2021 Source January 2021 Week 2, The Wine Advocate
The 2019 Clos Saint-Denis Grand Cru is beautiful, unfurling in the glass with scents of rose petals, raspberries, blood orange, plums and warm spices. Full-bodied, fleshy and sumptuous, its velvety attack segues into an ample, concentrated mid-palate underpinned by supple tannins and lively acids. This is an immensely charming young Clos Saint-Denis that I look forward to revisiting in bottle.
The 2019 vintage is a terrific success for Domaine Dujac. Perfumed, concentrated and vibrant, with beautifully refined tannins and bright fruit tones despite the warmth and sunshine of the vintage, I'd be happy to own any or all of the cuvees reviewed here. The 2018s, revisited in bottle, have also lived up to my high expectations: More overtly muscular and structured than the 2019s, these are serious wines built for the cellar, but their potential is evident and anyone opening bottles 20 or 30 years from now will be delighted to own them. Of course, readers will be familiar with the outlines of the Dujac approach to producing red Burgundy: organic farming, fermentation in (for the most part) concrete vats with a predominance of whole clusters and elevage in barrels largely sourced from Tonnellerie Remond. Since Jeremy Seysses took the reins from father Jacques in 2001, there have been evolutions: Inspired by Christophe Roumier, Jeremy seeks to retard malolactic fermentation, he's tried retaining more lees, and there were experiments with leaving the wines unracked throughout their elevage. In the last handful of years, everything appears to have fallen into place in what might be called the contemporary Dujac style, and the few vintages have been, to my palate, especially successful.
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