《ハーラン・エステイト》 “ザ・メイデン” オークヴィル, ナパ・ヴァレー
１／３ 未満の価格で堪能できるハーランの片鱗 (1stの同年号輸入元税込価格：220,000円)
コンディションに安心の蔵出し正規品
ハーラン・エステイトが「正規蔵出し品」と認めるメイデンがこちら。
初リリースは“姉”に遅れること5年後の1995年。
年間数本ではあるものの、1stのハーラン・エステイトは各年毎に販売がある中、不定期販売品とされるメイデンにおいてはその限りでなく、入荷が全く無い年もあります。
2'ndとはいえその実力は折り紙付きであり、希少性については“1st”のハーランを上回ります。
顧客リスト登録者限定とされた2007年は一般販売無しで終始しました。
ハーラン・エステイトには、姉妹レーベルのボンドがあります。
品種構成を概ね等しくカベルネ・ソーヴィニヨン主体とするハーランとボンドであるも、それぞれのコンセプトは異なり、オークヴィル西側ヒルサイドの自社畑産果実のみを用いるハーランに対して、ボンドではナパ・ヴァレーの複数箇所に跨る各サブAVAのテロワール表現をテーマとします。(ハーランに等しく西側オークヴィルからのヴェシーナもありますが、畑のロケーションは同一で無し)
片やメイデンは、ハーラン・エステイトに寸分たがわず100％同じ畑の同じ果実から。1stよりもメルロとフランの比率が高められる点が異なりますが、1998年以降のハーランはカベルネソーヴィニヨン100%とされ続けるので、1stと2'ndの関係ではなく独立キュヴェとの見方もできます。(プロプライアタリーレッド)
安易な妥協を許さぬビル・ハーラン氏のこと。
▼ ワインエンスージアスト誌では、「1stのハーランよりも高く評価されてしまった...」なんて過去もあります。
(※ [2005年] メイデン：WE97点 vs ハーラン・エステイト：WE95点 ／ [2001年] メイデン：WE98点 vs ハーラン：批評無し。ちなみに2004年は、メイデン：WE97点 vs ハーラン：WE98点と1ポイント差。当該年号は未発表)
▼ ワインアドヴォケイト評価 (共に批評はロバート・パーカー)
【2016年】ハーラン・エステイト：WA100点 The Wine Advocate 1st Oct 2019より：The deep garnet-purple colored 2016 Harlan Estate comes charging out of the glass, brandishing bold, opulent blackberry pie, warm cassis and blueberry preserves notes with hints of cigar box, Indian spices, crushed rocks and forest floor plus fragrant accents of lavender and black tea. Medium to full-bodied, the palate is built like a brick house, with a solid line of super ripe, grainy tannins and oodles of freshness supporting the layer upon layer of savory and earth-inspired notions, finishing on a lingering mineral note. Impressively structured, incredibly nuanced and possessing all this latent tension, this brazen beauty is set to live for a good 60 years and possibly more!
【2016年】ハーラン・エステイト “ザ・メイデン”：WA94［＋］点 The Wine Advocate 1st Oct 2019より：Deep garnet-purple colored, the 2016 The Maiden is a little closed to begin, giving way to notes of crushed blackberries, fresh blackcurrants, warm plums and black pepper with hints of tobacco, charcoal, menthol and underbrush. Full-bodied, the palate is taut and muscular, packed with tightly wound layers of black fruits and savory sparks, framed by ripe, grainy tannins and finishing on a lingering earthy note.
双方の飲み頃はかなり違います。1stのハーランは、パーカーさんより「向こう50年以上」の飲み頃が示唆される時も。レビューで「～2066年」とされた2013年がそうでした。一体何歳まで生きれば良いのか...
熟成後のハーランは得も言われぬ見事なものですが、メイデンなら比較的早めにピーク時の片鱗を体感できます。
メイデンとは英語で「乙女」の意。
同年号ハーランの正規輸入元税込定価は220,000円。1/3未満の価格ですが、質はその差を補って余りあります。
【品種構成】カベルネソーヴィニヨン2/3 Cabernet Sauvignon, 残1/3はメルロとカベルネフラン Merlot, Cabernet Franc【原産地呼称】カリフォルニア州＞ナパヴァレー＞オークヴィルAVA(西側)｜Oakville, Napa Valley, California, USA【タイプ】[赤] フルボディ Full【内容量】750ml