ウミユリ シホクリニテス・エレガンス
大きさ：34.5センチ×22.5センチ
重さ：約2.6kg
Scyphocrinus elegans
モロッコ　エルフード　Boutchrafine産
古生代シルル紀:約4億4370万年前から約4億1600万年前
大きく美しいシホクリニテス・エレガンスのプレート標本
ウミユリの標本と言えば小さな個体の物が多いのですが、これは、とても大きなもので細部まで良くわかる標本です。
産地のBoutchrafineではウミユリを地下深くから採取する事が出来ますが、その岩盤は大変硬く細かなクリーニングをするのには大変な労力と経験が必要です。
ウミユリは棘皮動物に属するヒトデの仲間ですが、頭や胴体などが無く、普通の動物とは形態が違っています。蕚「がく」部は球形で、その中に消化器官などの内蔵が含まれ、口も肛門もその近くにあります。腕は蕚から伸び、各腕の腹面の上には栄養溝があり、口につづいています。海中の有機物やプランクトンを羽枝で取り込み、腕の栄養溝から口に送ります。
天然のものですので自然なクラックなどが入ることがあります。また画像もモニタ環境によって多少異なることがあります。